アメリカの次期副大統領となるカマラ・ハリスの勝利演説は感動的だった。
内容はもちろんだが演説も素晴らしく、多民族国家アメリカが「人材の宝庫である」ことを
世界に知らしめた。
「私は最初の女性副大統領かもしれませんが、最後ではありません。
なぜなら、すべての小さな女の子たちは今晩の様子を見て、この国が、可能性の国であることを
知るからです。」
演説終盤のこの一節には女性だけでなく男性もウルウルさせたに違いない。


(厳美渓の紅葉 11月5日撮影)
このシーンはTV各局が何度も流していたので、すっかり評判となっているが、演説の冒頭の一節も
訴求力があった。
「ジョン・ルイス下院議員は亡くなる前、こう書きました。『民主主義は状態ではなく、行動である』と。
つまり、米国の民主主義は保障されたものではなく、その強さは、そのために闘う我々の意志にかかって
いる、ということです。
守らねばならず、決して当たり前だと思ってはいけない。我々の民主主義を守るには、闘い、犠牲を払わ
ねばならない。」