霜後桃源記  

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「人証」で失態を演じる

2021-05-31 21:50:19 | 社会

 民事訴訟では、双方が準備書面を提出して主張や反論を繰り返し、法廷の場で

議論したりはしない。

 そのため、月イチ程度で開催される期日の開催時間は平均して5分程度となる。

 そして、双方の主張が出尽くした時点で最後に証人尋問等の「人証」が半日程度

掛けて行われる。

 人証は、ゴルフで言えば「ヨセ」の段階で、勝敗を決する天王山になるものと

意気込み入念に尋問事項を準備したつもりだった。

 ところが、裁判官から「それは尋問ではなく主張です。」と再三に亘り注意を受けて

しまった。

 注意されても「尋問と主張の違い」が分からないので修正しようもなく、また、相手方

の虚偽答弁に反論したりするため、最後は裁判官から「警告」を発せられる事態となった。

 結局、用意した尋問事項の一割も使わないまま「人証」を終えてしまった。

 以前、被告として「人証」に臨んだ際に、宣誓した相手方の予想もしない「真っ赤な嘘」

で「頭が真っ白」になったことがあったが、今回も同様のパニック状態に陥いる失態を演じ

てしまった。

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