霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「僥倖を望むなかれ」

2008-10-26 20:28:16 | 生活
二億円宝くじ殺人事件で「一関」とか「熊谷」とかが頻繁に報道され、妙なところですっかり全国版になってしまった。

「宝くじに当たった人の九割以上が不幸になっている」という事を大分以前に何かで見た記憶があるが、被害者の方には気の毒だが今回の事件はその典型例になってしまったようだ。

何事も地道に暮らす主義の我々夫婦は宝くじを買う趣味はない。
お金に限らず「棚からボタ餅」みたいなことで人が幸せになれるはずが無いと信じている。
「僥倖を望むなかれ」は座右の銘の一つでもある。

産直等の売上高にこだわるのは、誰もやりたがらない農業で「経営的に立派に成り立つ」ことを証明したい一心のことで、「金が欲しい」だけで頑張っているつもりは毛頭ない。
むしろ「人生はお金だけでは無い。」を実感しながら生きている。


今日は38回目の結婚記念日。
特別にセレモニーをする訳でもなくご馳走を食べる訳でもない。
いつものように農作業をしながら「普通の一日」を淡々と過ごした。
それで十分に幸せだと思っている。
 
夜になって九州で働く末娘からお祝いの電話が入った。
この辺のささやかな気配りもできる立派な娘に成長したことを知り「幸せ度」が倍増した。



鶏舎の中でイジメに遭っている一羽の鶏が不憫なので文字通り「放し飼い」にしている。
天敵と思われた飼い猫とも「平和共存」しているようだ。
餌を啄ばみながら自由に歩き回っている姿を見ると、まさに「人生を謳歌している」ように見える。
我々夫婦もそのように見てもらえたら嬉しい。
コメント (4)
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囲碁・将棋

2008-10-25 22:26:10 | 趣味
BS2の「囲碁・将棋ジャーナル」とタイトル戦の中継は録画して見るようにしている。
それが囲碁・将棋との唯一のかかわりとなっている。

若い頃に一時夢中になった時期があったが「高齢になってスポーツを楽しめなくなってからでもできる趣味」と考え封印しておいた。
ところが「高齢」になってもスポーツとの縁が未だに切れずにいるのは想定外だった。
このままだと「封印したまま」人生を終えそうな心配もあるのでそろそろそ「封印を解き」冬場に開催される各種大会にも参加してみようかと思っている。

スポーツは「体を鍛えるため」、囲碁・将棋は「頭を柔軟にするめ」を兼ねた趣味。
そのどちらも百姓を長くするためには「欠かせないもの」と都合良く自分に言い聞かせながら…。


(門口にあるカラタチ)

渡辺竜王に羽生名人が挑戦する「竜王戦」の第一局がパリで開催された。
その解説を見てなかなかの名局と感心させられた。

その第三局がなんと平泉で来月中旬に開催される。
二日目は朝から会場に行き「大盤解説をジックリ見たいもの」と今から楽しみにしている。
コメント (2)
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久し振りの雨

2008-10-24 21:52:33 | 天気
好天が二週間ほど続いたが今日は早朝から雨。
その雨も半端ではない「大雨警報」が出る強い雨で、それに風も伴った。
夜になってようやく止んだが倉庫に入れ切れずに外にビニールシートで覆っていた藁は風でシートが剥れずぶ濡れになってしまった。
雨にあてまいとして慌てて田んぼから回収した昨日の苦労が水の泡となった。

外での仕事は無理なので溜まっていた小豆の脱莢を行った。
雑草に負けてあまり莢をつけていない小豆を手に取る度に改めて手をかけられなかったことが悔やまれた。
来年の雑草対策は畝間を耕耘する方法を最低でも二回はやらねばならない。



葉を赤く染めるタラノキと異なりコシアブラは綺麗な黄色に変わり良く目立つ。
エグネのコシアブラの紅葉はまだ始まったばかりだが、来春の山菜の時期に備え山のコシアブラの存在を確認しておくには今の季節が一番かもしれない。
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里の紅葉

2008-10-23 22:28:29 | 景色
里の紅葉はこれからが本番。
春に山菜採りで楽しませてくれたタラノキが葉を赤く染め出した。
後に控えているモミジの大木も上の方が少し色付いて来た。

こんな景色を見ながら「明日の雨」の前に田んぼの藁の回収を終えることができた。
「秋仕事」はまだまだ沢山残っているが春と異なり日を追うごとに減って行くのが嬉しい。



今年は多忙を極め大好きなスポーツに親しむ時間さえも作れなかった。
百姓を長く続けるには体力維持が不可欠。
冬場は体力作りも兼ねてスポーツに汗を流す時間を十分に作りたいと思っている。
コメント (2)
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追い風

2008-10-22 22:34:02 | 産直
中国から輸入された野菜がニュースになる事が多くなっている。
別に今に始まったことではない気もするが連続して話題になると消費者の不安が大きくなるのも無理からぬことと思われる。

我が家では野菜はすべて無農薬栽培なので、産直に出荷している野菜に「農薬を使わずに育てたこだわり野菜です」という手作りシールを貼っている。
全部に貼ればいいのだが一つひとつ貼るのも結構な手間なので競合が激しい野菜や特に強調したいものに限定して貼付している。

これまで対面販売を何度か経験した感触からするとお年寄りのお客様が多い「新鮮館おおまち」では無農薬栽培に対する関心は極めて低いものがあった。
しかし、ここに来て俄かに関心が高くなりシールを見て購入を決めるお客様が確実に増えて来ているようだ。
産直なので当然中国産の野菜や加工品が店頭に並ぶということは有り得ないのだが「食の安全」に対する不安感がそうさせているのかもしれない。

今までは「貼り甲斐」がない面もあって手抜きする事が多かったが、これからは労を惜しまずに貼付しなければならないと思っている。



ハウスは冬場の葉物野菜の準備の時期を迎えているが、畑を片付けた時に取り残されたコスモスが花を咲かせていた。

コメント (3)
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