霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

カボチャ

2010-10-26 17:26:44 | 野菜
今年のカボチャは「栗坊」という品種を面積的には僅かだが五ヶ所に分けて作付けした。
その内で棚付きは三箇所で残りは地這い。
棚の方が収量は多いし品質もいいので全部棚にするつもりだったが「計画倒れ」で手が回らなかった。

産直での売行きは好調で過去最高だった一昨年の売上げを上回る勢いとなっているが、その大部分は棚で収獲したものが占めている。



地這いだった後山の畑を来年こそは棚で育てようと準備をしていたら、数メートル離れたタラノキに蔓を巻きつけ実を付けているカボチャを見つけた。
手を伸ばしても届かない高さにあったので蔓を引っ張って落とすしかなかったが、あたかも「早く棚を作ってくれ」とカボチャがアピールしているかのようだった。

(追伸)
本日は二人の40回目の結婚記念日。
「あれから40年・・・・」  にもかかわらず、未だにアツアツの二人。
あと10年経つと金婚式を迎える。
その時も二人三脚で「元気な百姓」を続けられていることを切に願っている。
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漬物

2010-10-25 20:57:36 | 野菜
今月初めの「シソの実の塩漬け」から始まって「野沢菜漬け」「百万石かぶら漬け」「日野菜のさくら漬け」と最近のオバサンは漬物にはまっている。
素材をわずかに加工するだけで高価格で販売できるし売れ行きもいいので漬物の魅力に取り付かれたようだ。

好調な売れ行きに気を良くして、今度は「ニンジンの醤油漬け」に挑戦中だし更には「大根の塩漬け」にもと畑から大根を収獲して来た。



店頭に並べる漬物パックには写真入りのシールを貼ったり、そのネーミングや字体を工夫したりするのも楽しそう。
但し、PCでシール作りをするオジサンは注文の多いリクエストに応えるために四苦八苦している。
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躍動

2010-10-24 18:34:13 | 家族
とにかくオバサンは忙しい。
種蒔きもあれば収穫もある。
それに今は各種漬物まで作って出荷している。

そのため仕事をドンドン片付けなければならないので、麦の種蒔きも「のんびり農作業」という雰囲気のカケラも無い。
あるのは「躍動感のみ」と言ったら、あまりにも手前味噌か?



今日は家の近くで条件のあまり良くない畑に麦を蒔いた。
後山の畑のように培土機を使って土を被せたのだったが、手抜きをして伸び放題となっていた雑草をそのままトラクターで鋤き込んでいたので、培土機のロータリーに草が絡んで何度も中断せざるを得なかった。
「手抜き工事」もケースバイケースで使い分けることが必要なようだ。

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ハウスの屋根かけ

2010-10-23 20:14:07 | 野菜
春に外した2~4号ハウスの屋根かけをする季節になった。
屋根をかけるのは一つのハウスで半日工程となる。
平年の気温からするとまだまだ温かいが、二号ハウスのインゲンの葉が寒さのため一部色付いて来たので、まずは二号ハウスから取り掛かった。

使用するビニールは何度も繰り返し利用するようにしているが、大分古くなり変色したり汚れや補修箇所が目立ったりしていたので側面も含めて全て新調した。
お陰で骨組みがお粗末にもかかわらず立派なハウスに生まれ変わって気持ちが良かった。



隣接する3、4号の屋根かけも引き続き進めたいところだが、麦の種蒔きも未だ途中だしその他の仕事も山積しているので少し先になりそう。

晩秋から早春にかけては1~5号ハウスの中がオバサンの活躍の舞台となる。

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野菊

2010-10-22 20:15:05 | 思い出
政夫と民子の悲恋を描いた伊藤左千夫の「野菊の墓」に最初に出会ったのは映画かラジオドラマだったと思う。
いずれにせよ小学校の低学年の頃だった。
その後も映画やTVドラマで何度か繰り返し観ているので原作を読んだかどうかも記憶は定かではない。
しかし、この作品から受けた影響は大きいものがあり、子供心に「自分の恋は絶対に悲恋にはしない」という強い「志し」を抱かせた作品となった。

その後、数々の人生の岐路に立った時の判断基準として、子供の頃のこの「志し」が大きな役割を果たしていたことは間違いの無い事実。

読書量が少なかったこともあり「人生に大きな影響を与える本には巡り合わなかった」と思っていたが、今振り返って見ると結果的にこの作品が「自分の人生を変えた一冊」になっていたような気がする。



「野菊の墓」は知っていても畑の土手に群生している花が野菊だと知ったのはつい最近のこと。
バックホーで畦道の撤去作業をしながら土手の薄紫の野菊を見て、懐かしい名作を思い出した。
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