ふと気が付いたんだが、村上春樹の小説で女性の主要な登場人物は皆と言っていいほど(というのは彼の小説の全部を読んだ訳ではないので)サイコなんだね。そしてそれが独特の味を出していてうまい。
しかし、それらのサイコは強烈な個性を持っているようで何処かしら受動的なんだな。要するに「悪さ」をしない。そんな女を主役にしたら女性の読者はいなくなるだろうからね。ようするに意識してそうしているのだろうが、毒婦を村上は描かない。これも村上マーケッティングの要諦だろうね。
DDDにも雨と雪というサイコの母娘が登場します。