穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

三つ数えろ

2012-12-15 10:53:09 | 書評
映画(DVD)の話なのだが、前回のチャンドラー、大いなる眠り、のモノクロ時代の映画化なので触れておく。

結論から言うと『大いなる眠り」の映画化である「三つ数えろ」は駄作である。大分前にも書いたがよくチャンドラーが我慢したと思うくらいだ。

「三つ数えろ」というのは、小説中の挿話で、たしかカニーノとかいった殺し屋が言った台詞だと思った。映画のタイトルにはいいと思ったのだろうが。このDVDは現在でも入手可能かもしれないが、見る価値はない。