穴村久の書評ブログ

漫才哲学師(非国家資格)による小説と哲学書の書評ならびに試小説。新連載「失われし時を求めて」

テーマがないというより具象化されていないといったほうが

2017-10-24 06:56:30 | ノーベル文学賞

カズオ・イシグロ氏の「私を離さないで」の映像化について

22日のアップでテーマが画然としない、と書いたがテーマの具象化に成功していないといったほうがいいかもしれない。

これはイギリスでも映画化されたらしい。日本でもテレビドラマになっている。ということは大衆分かりのする具象化をしているのでしょう。見ていないから原作の敷衍なのか映像化作者の独自の解釈なのかわからないが。

たしかにイシグロ氏が漠然と整理しないまま提示している問題は映画作者あるいはテレビドラマ制作者が自分なりにいじくりまわす余地が大いにあるようです。映像化作品を見ていないのでこれは推測ですが。


日本でも類似のSF小説もあったようですね。

 

 

 

 


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