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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



昨日(5/28)、はじめて本郷にある日本サッカーミュージアムを訪れた。そのB1(ロゥアースタンド)にあるレファレンスルームで調べたいことがあったためだ。そして、行ってから、前日に日本サッカー殿堂がオープンしたことを知った。

日本サッカー殿堂には、歴代の日本サッカー協会会長やこれまで日本サッカーに貢献してきた人たちが飾られている。幅2メートルほどの薄暗い廊下の両側に、銀色の顔の立体レリーフが並んでいた。よく言えば重厚な雰囲気だが、悪く言えば不気味な空間だった。
「夜中になると、ボールをける音が聞こえるんですよ。」
これはレファレンスルームのスタッフの冗談だが、つい本気にしてしまいそうだ。

レファレンスルームは、その殿堂を通りぬけた先にある。昨日は、ぼくのほかに、中学生らしい3人の女の子たちが日本サッカーの歴史を調べていた。そして、調べごとを終えた彼女たちの一人が帰るときに言っていた。「また、あのこわい廊下を通るのかぁ。」

そこに並んでいる人たちをみて、「殿堂」にピンとくる顔もあれば、そうでない顔もある。正直なところ、人選も含めて、第一印象はいまいちだった。ただ、日本サッカー界としては、初の試み。これから、より有意義な空間になっていくことを願いたいと思う。

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