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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



昨日5月2日(月)、日本時間の19時から、ドイツ・ワールドカップのチケットの2次申し込みがおこなわれた。ただし、申し込みできたのは、TSTと呼ばれる特定のチームだけを追いかけるチケットだけ。しかも、日本をはじめとする13カ国分は、すでに1次申し込みで完売していた。

申し込み開始時間になると、すぐにサーバが混み始め、受け付け待ち状態。そして、約2時間で、各大陸予選を勝ち抜きそうな国の追っかけチケットは、ほとんどが売り切れとなった。そのなかで、アジア地区予選突破が濃厚とみられる韓国の分が、最後のほうまで残っていたのがちょっと意外だった。

チケットの売れ行きをみると、プロのチケット屋(≒ダフ屋)による買い占めがおこなわれていたのは明らかだった。1次申し込みで完売した13カ国を除いて、予選を勝ち抜きそうな国のTST7(グループリーグから決勝戦までの7試合分)のカテゴリー1からTST6、TST5へと、見事なほどに、順に売り切れていったからだ。それに、これほどすぐに申し込みが一杯になるのだったら、1次申し込みのときに売り切れていてもいいはず。高値のつく決勝戦や準決勝戦のいい席をなんとか確保しようとするチケット屋の魂胆がみえみえなのである。もちろん普通のファンも大勢申し込んでいるのだろうけれど……。

ぼくはというと、とりあえず準決勝のチケットを確保したいと思い、韓国のTST6に狙いをつけた。ということは、チケット屋と同じじゃないか……。しかし、結局、最後の送信の画面まで何度か到達したものの、送信には至らなかった。

今回のチケットの申し込みについては、ぼくはおおいに反省(と言うよりも後悔)している。
2002年日韓大会とEURO2004と、最近の2大会で比較的楽にチケットを確保できたので、かなりの油断があった。しかし、2006年のドイツ大会の次に、ワールドカップがヨーロッパで開催されるのは20年後の2026年である。ヨーロッパのサッカーファンが殺到するのも無理はない。アジアの東端の大会とはわけがちがう。それなのに、のほほんと準々決勝や準決勝を申し込んで、当然のように割り当てられると思っていたのだから何をかいわんやである。今となってはあとの祭りであるが、1次申し込みのときに、韓国やイランのTST7とかを申し込んでおくべきだった。そうすれば、準決勝や決勝のチケットを確保できたのに……。

今年の12月には、3次申し込みがあるはずだが、たぶんチケットを確保することはかなわないだろう。そうなると、ドルトムントやミュンヘンの街角で、長野、パリそしてリスボンで見かけた、ロンドンからのチケット屋と交渉しなくてはならない。

それもまた、ワールドカップの楽しみではあるのだが……。

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