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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



ラグビー日本代表 19対61 豪州首相XV
(2006/11/4 秩父宮ラグビー場)

来年のラグビー・フランスW杯アジア最終予選への壮行試合の第1戦。日本代表は、豪州首相XV(フィフティーン)と対戦して、完敗した。現在の豪州代表を含まない、準代表と位置づけられる豪州首相XVのバックスの迫力に圧倒された試合だった。

この日のフォワード8人の平均身長、体重は、両チームほぼ同じだったが、バックス5人の平均を比較すると、豪州の方が身長で10cm高く、体重で10kg重かった。そして、日本選手よりも、ひと回り大きなバックスは、日本選手以上のスピードと鋭さを持っていた。

豪州首相XVは、開始1分に軽々と右中間にトライを奪ってから4連続トライ。日本はスクラムでは健闘するものの、加速をした豪州の選手をとめるすべを持たなかった。2人がかりで止めに行っても、しなやかでスピードのある豪州にスルリと間をかわされる。そこには、確かに体格、スキル、スピードの違いがあったが、日本選手の気力と工夫の欠如もあったのではないか。精神論を説くつもりはないが、それにしても、あまりにディフェンスが淡白だった。低く鋭いあたりで、強豪を苦しめてきた日本のタックルの片鱗さえも見ることはできなかったのが残念だった。

香港でおこなわれるW杯アジア最終予選まで約2週間。香港に豪州首相XVほどの相手はいないはずだ。日本代表はW杯への出場を決めて帰国することだろう。しかし、日本代表の目標は、W杯の本番で一つでも多くトライを奪い、一つでも多く試合に勝つことにある。そのためにも、この日の豪州首相XVとの対戦のような貴重な機会を、もっと大切にして欲しい。親善試合ではあるが、必死さがもっと伝わってくるようなラグビーを見たかった。

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