<パリ・オリンピック雑感 2024/8/6>
サッカー男子準決勝、フランス対エジプトは、延長戦の末、フランスが3対1で勝利し、スペインと決勝戦を戦うことになった。ほぼ満員となったリヨン・スタジアムは、フランスにとっては、当然のことながら「完全ホーム」。その状況で、序盤からいいかたちで攻撃を仕掛けていたエジプトが、後半19分に先制。一方のフランスは、シュートがポスト、クロスバーに当たるなど嫌な雰囲気があった。しかし、後半38分に、オリーズのドリブル突破からのスルーパスを受けたマテタが同点ゴールを決め、チームもスタンドも息を吹き返した。最終盤で、フランスのPKかと思われたVARチェックの間は、「ペナルティ、ペナルティ」の大合唱が続くも、認められず、試合は延長へ。エジプトが退場者を出した延長前半9分に、フランスがCKのチャンスを活かし、再びマテタが逆転となるゴールを決め、勝負あり。エジプトは、完全アウェーの下、随所に良いプレーを見せていただけに、最後にキレしまったのが残念だった。
試合中は異常に盛り上がっていた地元の人々も、深夜0時近くの試合終了後、大混雑になりながらも、静かに、静かに家路についていた。