スバラ式生活


まゆみ(酒匠・料理家・日本酒ライター)

レシピブログ → 居酒屋歳時記に変更 呑んだくれブログです。

シャブスキー

2008-10-16 | 和食/主菜


「スキヤキは肉の味のわからぬ者の料理だな。」
「訂正しよう、牛肉を不味く食べるのはスキヤキだけではない、シャブシャブもだ。」

とは海原雄山の言葉。そこで魯山人風のスキヤキの話が出て来るのですが(美味しんぼ5巻6話)、その魯山人風のスキヤキを改良して山岡が作ったのがシャブスキー。シャブシャブとスキヤキのよいとこ取りって感じです。

田舎(山形)から米沢牛が送られてきたので、思い立ってこのシャブスキーを作ってみたのでした。


4合の日本酒に梅干しを3個入れ、7割くらいの量になるまで煮詰めます。そのまま一晩冷蔵庫で寝かし、梅干しは取り出して使用。
この酒にだし汁、みりん、薄口醤油、ニンニク、生姜を入れ温めます。温まったらニンニクと生姜は取り出します。ちなみに分量や材料はちょっと個人的にアレンジしちゃってるのであしからず。

鍋にダシを張り、その高さに合うようにネギと豆腐を切りそろえます。
画像は高さが合っていなくてすいません、後でダシを加えました....



ダシは絶対に沸騰させてはいけません。その中に牛肉を入れ、色が変わるまで待ちます。



タレは煮詰めたお酒に醤油を加えたもの。
少量かけていただきます!

いやーーー、旨い!旨過ぎて倒れる!梅干しのおかげで後味がスッキリ。肉のクセも無くなって、旨味を十分に味わえます。
改良するなら、やっぱりお肉はシャブシャブ用の薄切りがいいかな。美味しんぼでもシャブシャブ用と書かれているのですが、送られてきたのはスキヤキ用にスライスされたちょっと厚めのお肉だったので。

普段スキヤキを食べる機会ってのは無いのですが、シャブスキーならまた食べたい~!それくらい美味しかったです。
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