まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

衣桁

2009-05-12 | 暮らし
考えたら、日曜に家にいたのは3月以来始めてだ。
ダスキンでごまかしていた掃除、冬用シーツの洗濯、夏冬の入れ替え。
することは山ほどある。
試合へ行くときは、腰痛はさほど感じないが、家事を始めるとなると、腰痛を盾に緩慢な動きで、わたしは主人に僕のようにあれこれと指図する。
衰えない口で優しく指示をしながらも、へとへとになったが、お陰さまで完了。
しかし、弓道用の着物や袴が、クローゼットの中で幅を利かせだした。
古い家に残してきた衣桁を思い出した。
昔は、嫁入り道具に必ずこれを持たせ、お道具運びの日には、「いこう」という名から「いいこが来た」ということで、一番に家の中へ入れると聞いた。
すっかり忘れていた。
埃を掃って玄関に置いたらなかなかよい感じなので、ちょっと遊んでみた。
鯉のぼりを、鯉の滝登り風にアレンジ?

ちなみに、「衣紋掛け」は「えもんかけ」と読むし、「衣桁」は「いこう」と、読む。親が「えこう」と、言うので、ずっとそう思っていた。

しかし、衣桁にかけた着物を見ると、また弓道へ「行こう」ということになる。