とある県議の報告がポストに入っていた。いつも、頭のさがる活動をしている。
その中で、石川県の高齢化率が表にまとめてあった。能登の高齢化率は県平均25.2%を上回っているが、南加賀では加賀市が28.9%と、一番高い。またひとり暮らしの高齢者が年々増えている。
我が家も完全高齢化である。92歳の爺さんはこの頃、廊下を何回も行き来し、なぜか新しいソファにいつの間にか座ってテレビを観ているが、すぐトイレヘ行ってテレビを付けっ放しで自分の部屋へ行ってしまう。今何をしていたのか忘れてしまうようだ。まあ、人の事は言えない、私も2階へ何を取に来たか忘れてしまうことがあるではないか。
実家の両親も心配で、父はあまり車であちこち出歩かなくなった。母は網戸の張り替えや、父の夏用の服が欲しいというので、半日買い物に付き合う。娘が1か月家にいたので、なかなか実家へも行けず、久しぶりの母との買い物をする。
これからの課題は高齢者問題だけでなく、親の残した空き家も問題だと思う。従兄の家の小屋を壊す時に思った。たくさんのごみ処理と解体費用。遠くに住んでいると整理もままならない。
誰もみな必ず年を取るのだが、若いうちは想像できなかった。この頃少し想像できるのは、両親を見ていることと、自身もその日を意識するようになったせいかもしれない。