まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

夫婦の買い物

2014-06-14 | 暮らし

このところ二人で出かけるようにしているが、食料品はひとりでいくのがいい。いつもの店では、どこに何があるか分かるので、さっさと買うことができるし、興味のあるところでは、あれやこれやと考えるのも楽しいからだ。

同世代の夫婦が買い物をしている横を通ると、たいがい旦那さんが叱られている。「このはたはたの干物食べたいな。おかあさん」「うちに、ホッケと鯖があるし!いらんわいね」と、強く反対される。また、別の旦那さん、キムチの棚あたりで心を泳がせ手にとると「これより、こっちの方がいいがいね」。と、なかなか自由がきかない様子。

そう言えば、うちの旦那も塩分の多そうな加工品や、ウニと書いたウニっぽい瓶詰などを手に取ったりすると、私はダメ出しをする。男の人はいつまでも子供のようにみえるのか。なかなかプロの母ちゃんにはかなわないようである。

なので、やはり食料品はひとりで買うに限る。しかし、高額になるときは一緒に来てもらう。盆や正月に皆が寄るときは値の張るものを買う時、旦那が背中を押すのである。ウナギどうしようか・・「買え、買え、どーんと・・」と、6千円で買ったり、刺身も張り込んだり。このときは男らしい。

毎日の買い物はつましいものである。新鮮、安価、少量の三拍子。いつもの味噌が安い。卵が安い。と、けなげな毎日である。このけなげさが、自分の矢を買ったりするときは、何故躊躇しないのか不思議である。