宮藤官九郎の木更津キャッツアイで、話の展開に必ず過去へ遡り裏の回が繰り広げられたのを思い出した。
日曜の弓納めの時、祝射会での持的射礼を一番初めにすることになって準備をしている最中、控えのところに置いてあるわたしのカバンが鳴った。正確にはカバンの中のケータイが鳴った。旦那が入院中なので急変ということもありうるので急いで見ると「公衆電話」という履歴。公衆電話と言われても、公衆電話で電話をかけてくる知り合いはいない。幽霊が誰も来ない田舎の公衆電話からかけていたりして・・世にも奇妙な・・・。
納射会は滞りなく行われ、昼の弁当タイムで味噌汁をすすって寒くなった体を温め、大掃除だ。
この日、会の前副会長松田さん(83)の訃報を知り、道場の大掃除の帰りに協会の香典を届けることとなった。急に心臓の具合が悪くなり玄関で倒れられたとのこと。大変お元気で、冗談を言って皆を和ませてくださった方だ。ほんの少し前に病院でお互いの身体を気遣って挨拶をかわしたばかり。
その後、ようやく「公衆電話」の主を突き止めた。もしやと実家へ電話したら、母が「じぃちゃん、また具合悪くなって救急車を呼んで、市民病院へ行ったんや。」目が回るといって大騒ぎだったらしい。母が病院からかけていたのだ。検査の結果は異状がないので帰された。夏に脳梗塞になったので心配になったのは無理もない。歩くのも、もともとの膝痛に加えて、左半身が少し麻痺しているので難儀している。
顔を見て声をかけ、その後は旦那の病院へ向かって家へ戻ったら夕方になっていた。
小百合はオファーが来たわけでもないのに忙しい。