「大掃除がおわらない♪」というCMがあった。わたしも忙しない暮れに大掃除は終わりそうもないので、大掃除を始めるのをやめた。始めなければ終わらせなくてよい。いつもしている大掃除ではない、標準掃除にした。但し、正月に娘たちが来るので座敷の鴨居と、電灯は脚立を持ってきてきれいに拭いた。ここはチェックが必要だ。娘の婿殿は身長が183センチあるので、私の見えないところが見えるのだ。例えば、冷蔵庫の上などわたしには絶対見えないが、娘の話ではそういうところが見えすぎてかえって困るのだそうだ。
ひとりで門松を作った。ひとりでしめ飾りを下げた。これも脚立がいる。小掃除でもリビングの電気のカバーが小虫が入り込んだままで、外して拭いたがその上の電気がついているところに細かい虫がついているので外した。背が低いのは腹立たしい。脚立でもやっとなので首が痛い。神棚もしかり。椅子に乗ると少し届かない。背が低いことは人生の中で不都合なことが多い。それを、不利というのだ。
それにしても、殿は右足がむくんできて、歩くと息があがるというのでTVの番をしている。
かくして、大掃除を始めなければ終わらないという事態は避けられる。プチ掃除は終わった。心地よい。
良いお年を。