実は、長い間、ろくなパジャマを買っていなかった。夏はTシャツで、冬用はユニクロで、春秋は娘のおさがりのパジャマで過ごしていた。忙しい毎日に、大雑把に流す時間が夜だったのかもしれない。
娘が、お父さんにと、パジャマ工房というところへ注文し、ガーゼを2枚合わせたパジャマをプレゼントしてくれた。殿が着心地がよいと喜んでいたものを、着てみたら、ほんとうに暑い日は涼しく、肌寒い日は暖かく、肌触りもよい。
今回、ときめかない服を捨てた際に、これからの短い人生の長い夜に、最高のパジャマで寝るべきだと思い、シルク素材のパジャマを購入。とろんとした肌触りが心地よい。しかし、ガーゼ生地も負けずに心地よい。
至福の時間は自分でつくるもの。せっせと働いて、よく食べ、贅沢に寝る。
それにしても、なかなか寝つけないのである。なので、余計に夜の時間を贅沢に過ごすことにした。良い朝が来ますように。