さて、疲れて報告が途中になった。断念して下山したのではなく、睡魔に襲われてブログアップを断念し、再度ご報告。
谷には少し雪が残っている。
山は登るばかりではなく、一旦ブナ林の中を下り兜山が見え、小大日山が見えてくる。
ようやく鈴ケ岳頂上。ここから見える白山はまだ雪である。
深田久弥の日本百名山の「白山」には、「純白の冬の白山が春の更けるにつれ斑になり、その残雪があらかた消えるのは6月中旬になってからであった。」と、ある。
もう少しお待ちを。
頂上の仲間たちはこの日8人。
頂上から少し下って大日山の見えるところまで行く。大日山がおうおうしく見える。
20分ほど歩くと「カタクリ小屋」がある。2階建ての小屋をみんなで中を覗いたら泊まれるくらいきれいだった。
もう一度白山を見て、頂上へ戻る。
尾根を登ったり下ったりすると、一体登っているのか、下って帰路についているのか分からなくなる。山は常に登っていくという訳ではないのだと初めて分かった。疲れてくると、せっかく登ったのに、また下っていると気力がでなくなる。
さて、鈴ケ岳で何年か前に熊に遭遇した方の手記を読んだら怖くなった。仲間と話しながら登れば滅多なことはないとはいえ、若い人から食べられそうだと言われて、小百合は狙われやすいだろうと密かに思った。
何はともあれ無事で良かった。今度はベルを買おうかと思ったりする。