まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

天むす

2017-05-13 | 小さきもの

娘が仕事の土曜、孫をスイミング教室へ送っていくことになった。12時から始まるスイミングに行く前に、いつも軽い食事をする。

kenが何を思ったのか「天むすが食べたい。」と、いう。冷蔵庫にはエビなど都合よくあるはずもない。そうだ!冷凍室にエビフライがあった。天むすではない。フラむす?

フライを揚げて、炊きたてのご飯でむすんで、いりごまをまぶす。

「天じゃなくて、フラむす出来たよーー。」おにいちゃんとふたりで「んめぇーーー。」と、あつあつをほおばっていた。エビフライが大きかったので、半分はマヨネーズで食べた。あつあつはなんでも美味しいものだ。


父と話す

2017-05-13 | 暮らし

病院へ行くと、「カメラがこっちを向いとった。何の撮影やったんやろ。」と、言う。自意識過剰の妄想か?

「この前、富士写ケ岳へ登ったんや。シャクナゲが綺麗やったよ。」と、言うと「富士写ケ岳か、いいんなあ。シャクナゲか・・・」と、話す。いつ登ったのかと訊くと「小学校6年や。また登りたいんなぁ。はは・・」と、笑った。寝たきりの父が「また登りたい。」と、言うのを聞いて何とも言えない気持ちになった。デジカメのシャクナゲを見せると「きれいやなあ。」と、言う。TVも観る気力がなくなったのだが、話は好きなので、しゃべると楽しそうだ。次回はタブレットを持って行って、もっと大きな写真をみせてあげよう。

頂上の深田久弥の方位盤を見て、「Aの親父と同じ顔しとるんな。」と、言うので「ほんとや。どっかで見たことがあると思ったわ。」と、ふたりで笑う。「深田久弥は、山梨の茅ケ岳で亡くなったんや。」と、言う。知ってはいたが「へーー、そうなんや。」と、言うと嬉しそうに、深田久弥の話をし始めた。今まで聞いたことのない久弥ネタだった。

その後、母を実家に送って行って実家の周りを撮った。今度父に持って行こう。 

座敷から見える裏の山。

この道をもう見せられないのだろうか。