県体の後の楽しみは、美味いビールでの打ち上げだ。
金沢から帰ってから、シャワーを浴びて外へ出ると、思いのほか涼しかったので、自転車で行くことにした。せっかく修理したのだから、今がまさしく出番だ。山代までは10分もあれば行ける。
しかし、いつもは気付かないが、自転車に乗ると道路の傾斜がよくわかる。ひとこぎひとこぎ、ビールの旨みが増していく気がする。
今回は、会長の厳しいお言葉を半分聞き流し、乾杯の後は、ビールをしっかり流し込む。
この後は、お盆の忙しさがやってくる。ひとときの穏やかな時間である。何十年来の仲間との話。若い人との話。弓の話で尽きない。尽きないが、日曜の夜は「明日」が、気になるので、早々に散会となった。外に出て自転車にまたがると、口々に気を付けて、飲酒運転はだめだから引いて行くようにと、みんなの温かい言葉を受けて暗い歩道をこぎだした。確かに暗い、危うい、暑い。どんな時も三拍子揃うのである。
しかし、この時間に自転車族はいるもので、あちこちライトが揺れている。ほんの少しの上り坂をこぐ。元気な一日だった。今日のしめくくりに思ったことは、控えめな中たりと、控えめな生ビールだった。来年こそは、浴びるほど飲めるようにがんばろう。