美白、しわやシミがなくなるという類の高価な化粧品を信じていない。たぶん、邪魔くさがりなので丁寧なケアができないから逃げているのかもしれない。本当は化粧もしたくないくらいなのだが、世間の人に失礼かと身だしなみという観点でする。
唯一信じるのは、日焼け止めクリームだ。山へ行く時塗りたくった効果はあった気がする。
いろいろなサプリの半分は信じていない。物忘れしなくなるDHAとか、まぐろのなんとかとか。膝が痛くならないコラーゲンとか、そう簡単に解決したら医者はいらなくなるだろうと思う。しかし、ビタミンCや、コラーゲンを飲んでみる。飲まないより飲んだ方がいいだろうと半分信じている。アミノバイタルもしかりである。
飲まなかった場合と、飲んだ場合、あるいは、塗った場合と、塗らなかった場合が自分自身では比較できないから困る。他人と比較できないのである。きれいな人は、何も塗らなくてもきれいで、その人が高級な化粧品を使ったからきれいなのではないと思ってしまうからだ。どうしたって、年を取るとそれなりになり、異性を越えて人間として付き合う事となる。
年を取って昔の面影が少しあると「あらあ、変わらんね。昔のまんまや。」と、「んなわけない」と、思いつつ社交辞令で挨拶をする。怖い。傍から見たらもっと怖いだろう。昔のままという事は、昔からふけていたのか。そんなことを考えていたらあほらしくなって、早く化粧を落として風呂へ入って寝ようと思う。幸か不幸か化粧を落としても同じ顔である。