土曜に市民会館は9時から、アビオは10時から再度販売するという商品券。
娘と一緒に買いに行くことにした。チラシには「感染防止のため、販売時間前に各販売所にお並びいただくのはお控えください」とあるけれど、1時間前には行こうと決めた。
そして、土曜の朝、体育館前から渋滞。
土曜出勤の時に同じ道路を8時過ぎに通るが、こんな渋滞はしない。
反対車線からもどんどん来るということは、市役所の前までは行けないだろう。
すぐに、体育館に車を停めて歩くと、前からどんどん人が帰ってきて「もうダメなんですって・・」と、口々に言う。
それでも取りあえず言ってみる。
「6時の時点で100人並んでいて終了しました。」
何時なら間に合ったのだろう。
6時では薄暗いだろう。怖い。
一応アビオへ行って、すぐ娘を降ろしてから、駐車場に車を停めようとするが、駐車場はいっぱいである。
ようやく隅の方に停めて傘をさして娘の所へ行くとちょっとの間に、最後尾の看板が後ろにずれていた。
アビオの入り口から駅の方へ列が続き、cocosの前まで続いてからまだ駐車場内をくねくね。これはダメだろうなと思ったが、係の人が来るまではみんなでブイブイ言いながら待っていたが、8時半についに、「無理です」との勧告を受けた。この後、整理券を配ったとか。そうしないとアビオへ買い物に来る人は車を停められないだろう。
めずらしく、加賀市内は渋滞になり、結局このてんやわんやを1時間体験しただけだった。
どれだけ用意をしたのか、「1日2冊まで購入できるようになりました」とのふれこみなので、7月に配布された購入引換券のハガキで、毎日2冊購入できるシステムとあれば、年末に向かい多くの人が殺到するのは目に見えている。
若いお母さんが子供を連れて並んでいるのを見たらいとおしくなった。
しかし、加賀市は元気である。このコロナ下でこの凄まじい移動と長蛇の列にもめげず。おまけに雨。
これが台風でも並んだだろうか。
「4人家族なら24000円お得!」の広告。
この世知辛い世の中、市民としていただけるものは頂こう。
そして、このてんやわんや劇は30分で終止符を打った。
みんなお金は大好きだ。
今日の俳句「長月の 蜜に群がり 蜜となる」川柳か。
結果、9月13日から9月30日までの販売期間とあったのは、9月13日午前と、9月18日販売開始1時間前には売り切れとなった。
こうなると、次にこういうのが出たら夜中からテントを張って並ぶ人が出てくるかもしれない。
たとえ「皆様に行きわたる数はあります」と、書かれていても、もはや信用できない。
これは今後の加賀市民の人生に大いに影響する出来事だ。
どんな場合でも早くから並ぼうと意欲に燃えるか、初めから諦めるかである。
中途半端な私のような者がいちばん損をする。時間の損であった。
ちなみに、友人は7時でギリギリGETしたそうだ。でかした祝杯だ!
自分のことのように嬉しい。さっそくお茶に誘われないか胸がときめく。
余談
後で分かったことだが、頼まれてひとりで15枚とかのハガキを持っている人がいたとか。その時点で30枚。
これはいかんな。
余談の余談
午後になっても、係の人が「販売終了」の看板を持って立っていたらしい。
一番の被害者はこの人たちかも。みんなの不満を一挙に聞いて、上の人の策の尻ぬぐいだよね。