昨日、9月19日は正岡子規の亡くなった日だ。
正岡子規は明治35年9月19日の午前1時頃永眠。
その12時間前に書いた絶筆の3句
糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな
痰一斗糸瓜の水も間にあはず
をとゝひのへちまの水もとらざりき (明治35年)
へちま水は痰を切る効果があり、十五夜に取る水がよいとされていた。
子規庵の庭にもあったへちま。
自分の死後まで客観視するという強靭な精神力に感服。
わたしは2012年9月20日に癌の手術をした。
病院の窓から見る雲をみて、下手な俳句をよんでいた。
その時に義妹からもらった本が「子規に学ぶ俳句365日」だ。
子規が詠んだ句を作った日に合わせて並べてある。
そして、9月20日は
海原や何の苦もなく上る月(明治21年)
肩の力が抜けるような、ほっとする句だと思う。
するすると海の上に上っていく月が見えてくる。
弓もこんな風に引けたらいいのに。
するすると引いて、どっかーーんと満月に到達。
子規が35年の生涯で成した業績。
さて、健康なわたしはまだ何かをしなくてはならない。
プレバトを観て夏井先生の添削に感心しても、俳句のセンスはないので、まずは満月を眺めて考える。
そうだ月見団子を飾るところから始めよう。
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