まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

終わっていく

2021-09-05 | 暮らし
ついにオリパラも終わり、閉会式では小池知事からパリの市長へ旗がわたる。
どちらも女性なので、女性としては誇らしい気持ちだ。

オリンピックは直前にばたばたと交代劇があって、そのせいか知らないが、開会式も地味に思えた。閉会式の東京音頭も、昔の三波春夫を彷彿させる。
しかし、パラは開会式で世界の布袋が登場しわくわく。
閉会式も、ファンタスティックな感じで、衣装もきれいだった。
個人的には、「この素晴しき世界」で、締めくくられたことは嬉しかった。

選手におもてなしが出来なかった分、バッハさんにおもてなしをしたようで、多額のオリンピックに関わるお金が動いたようで、是非ともわたしもIOCの会長になってみたいものだ。
そして、こんなことはカッコいいことではないねと、下々に訴えたいものだ。
どんなことも下々がグダグダ言ってもどこ吹く風なのだから。

ところで、今日は天皇陛下ではなく秋篠宮様がおみえだった。
個人的な悩みもおありと思われて、少し髪が乱れておいでで、同じ人の親としてのご心痛に心が痛んだ。
その横で、菅総理は歴史に残る事の偉大さに自身で驚き、今後の感染収束のためにまだ大仕事があることで、目はうつろだった。
どうか、皆様に幸ありますように。

さて、わたしは土曜に昇段審査を受けていた。
ここへきて、何日も前から緊張し、蚤の心臓かと思われるほどだった。
夢を見ても、出番前に足袋がなかったり、弓がなくて探していたりという、うなされるような毎日だった。
稽古でも、1,2秒会を伸ばすと、中らなくなって、初心者同様の的中だった。いや、初心者ならもっと思い切りのよい離れが出るだろう。
当日は、審査が粛々と静かに行われた。係の方々の多大なる努力のおかげだ。
わたしは、緊張しすぎて、第3控に入ってから眠くなっていた。
どうも、緊張も続くと慣れるらしい。
ちょうどYちゃんが係員として働いていて、横を通った時に、思わず束りサインをしてしまった。ピースだ。とっさにYちゃんがお返しのサインをくれたので、これで一挙に気持ちが楽になり、おかしなことにならずにいつも通りに引くことが出来た。
いつも通りで乙矢しか中らなかったが、自分としては失敗だったとは思っていない。
合格基準に達していないのだと思い知らされるのが審査である。

そして、すべては何事もなかったようにわたしの時間は終わった。
オリパラでさえ、閉会式が終われば、あっという間に日常に戻る。
わたしも、殆ど上達しないままに、また稽古に励むこととなる。
それでも、稽古が出来ることが幸せかもしれない。