まこの時間

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殿 (しんがり)

2025-02-02 | 暮らし
「殿」という字を読めなかった。
某新聞に「霊峰を望む殿軍の城」との見出しがあった。

小松市の「御幸塚城(ごこうづかじょう)」についての記事だった。
「大聖寺城を攻め落とした利長は、越前まで進軍したところで、金沢へ引き返すことになった。伏見城が落ち、大坂方の兵が船で金沢へ入って攻撃するとの計画を知ったからだ。その退却の途中、御幸塚城で退却が終わるまで敵に備えることになった。(要約)」
我らが国、大聖寺をよくも攻めたな・・という話ではない。
「殿」という字を読めなかったのだ。
殿・・「との」ではない。「しんがり」と読むのだそうだ。
しんがりは、時代劇で戦況が危うくなって逃げる時に言っていた。
家臣が言う。「との、しんがりをつとめまする!」と、殿様に向かって言うのである。
漢字で書くと「殿、殿をつとめまする」になっちまう。
わたしは、常に夫を「殿」と書いていたが、しんがりかい。
これは、改めなくてはいかんのか。
それで、どうして「殿」を、しんがりと読むのか調べたら
漢和辞典(小学館)
「殿 ①大きな建物。②しんがり、軍隊が退却するとき、いちばん後ろになって敵をふせぐこと。また、その部隊。転じて、隊列や順序の最後。③他人の姓名のあとにつけて尊敬を表す語。様。
その他に、解字というところに、太鼓を打つという意味があり、「殿は、尻を打つ」という意味もあるとのこと。
殿の字の下に「月」を書くと「臀」。臀部は尻!
ずっしりと立派なことでもある。
立派な方は殿下。
今度から殿下って言おうか。
そう言えば、私は「妃殿下とお呼び」などと言っていた。
雅子様だし。皇后になられましたので、お暇しました。



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