まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

心配しなさんな 悩みはいつか消えるもの

2018-05-28 | 暮らし

わたしが日々暮らすなかでの悩みなど取るにたらないものである。人の生死に関わるもの以外は、大した悩みではないのだが。それでも、ガサガサと気持ちが悪い時がある。それが対人関係であったら、厄介だったりする。

そんな時は、早寝するに限る。そうしたら4時頃空が白んだ時に目が覚めてしまった。

明日も無事に目が覚めて、朝を迎えられますようにと、毎晩祈って寝たことがあった。 そして「おはよう」と、声を掛け合う人がいることを幸せに感じた頃があった。次の日の朝、ふたりして空を眺めることが出来ることが最大の幸せだと感じた。多くを望まなかったし、家族や友達の優しさを感じた。殿が「唯、足るを知る」を、よく口にしていたことを、今頃になって少し分かる気がする。

「心配しなさんな。悩みはいつか 消えるもの」というのは、板橋興宗禅師が説く本の表題である。「人は生きているだけで素晴らしいのです。」という言葉に癒される。人は頭の中で悩みを作る。そして、ささやかな言葉に癒される。また、その逆に傷つくこともある。それもこれも、自身が作り出すものだ。

その中で、平常心について語るところがある。武道やスポーツの中でよく出てくる言葉だ。日頃、稽古を本番のように気を入れてすることが、試合などで平常心で臨めるということだと勘違いしていた。だから、本番で緊張して手が震えたときに、どうにかして止めなければと思ったことがある。日ごろの稽古不足、修行不足のせいにして、だから平常心で臨めないのだと思った。武道ではそう教えるのである。

ところが、禅の考え方は、緊張は緊張のまま受けとめるというもの。座禅をしていて、無心になろうと考えれば考えるほど雑念だらけになってしまう。なので、緊張は緊張のまま、そのまま放っておく。ありのままでよいということ。暑い時は「暑い」と、嬉しいは嬉しいまま、悲しいは悲しいまま。これが「いのち」の実感という。

あ、そういえば、弓道のI先生に「ふだんは全然大丈夫なのに、緊張すると手が震えるのは、押手に力が入るからしょうか?」と、問うと「そのまま受け入れなさい。」と、言われて、その後何もせずにほったらかしていたら、いつの間にか治っていた。


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2 コメント

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早起きしなくちゃ (今千葉)
2018-05-30 05:58:08
おはようございます。
朝焼けが神々しいくらいきれいですね。
田植えが終わったばかりの水田に映る青空のグラデーションが、またきれいですね。
こんなきれいな朝焼けを自宅から拝めるとは、何とも素晴らしいです!
朝焼けを求めて、お花も求めて、今週末は山へ行ってきます!
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この後 (まこ)
2018-05-30 07:50:01
今千葉さん

4時に起きて朝焼けを撮ってから寝ました。
寝直す瞬間が、世の中で一番しあわせな時間のように思えます。
眠れない夜は辛いです。

山へは気をつけていってらっしゃいませ。
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