まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

仙台 中央審査

2009-07-06 | 弓道
金沢から、夜9時50分の夜行バスで、○坂さんとビールと酒を持って出かける。
寝返りが出来ないので、何回か眼を覚ましたものの、酒の力は甚大。
目をつぶって入場から頭の中でなぞっていたら、弓を引くところで寝てしまった。
襷がけから射位へはいるまでは覚えていたが、会の醍醐味までいかなかった。

朝、6時20分。静かな駅。


パン屋が開くのが7時。それを待っての朝食。
少し早めに宮城県武道館へ着いたが、すでに多くの人が来ていた。
本日、教士を受審するのは435名。
先日の注意点と、自身の注意点を11項目抽出し、反復しながら待つ。



開会式での全国弓道連盟会長のご挨拶。
「のるかそるかの射をしてください。中途半端な射はしないでください。」
全くおっしゃる通り、そのように引きたいのですが。
誰も邪魔しないはずなのですが。

○坂さんの弓が巻きわら練習中にひび割れた。
何とか2本は持ちこたえたが、とんだハプニングだ。

昼食後の出番で、待っている間も結構気がはいってきていいかんじ。
本座での襷がけも、あの日のように震えもせず、回りの状況も分かって、前の立ちの人と同時にぴったり終わる。
1射めは夢中で引いて、気づいたらすっとかけが抜けていた。
真横に開いたと同時に、的に中たる音。
いいじゃん。と、ここまでは良かった。

2射目は力が入ったのかはずれ。
退場のときに審判席に揖をしながらちら見すると、誰も見ていない。
はいさようなら。というかんじ。
緊張は一瞬にして、落胆と開放感に変わる。
まだまだ遠いかなあと考える。



この後、本来なら二次審査に臨みたいところだが、
開放されたばかりに、夜のバスの時間9時45分までの時間をつぶさなくてはならない。
弓と荷物をバスの待合室に預けて、アーケードを全部歩ききる。
アーケードの中に神社が。



仙台四郎って何者ぉ・




駅の陸橋をぐるぐる歩いていると、そこはもうビルの3Fで、道の向こうのビルのショッピングセンターとなどへ行ける。
田舎者のわたしは、この位置から見えるタクシーの8列縦隊に驚く。
ここから後は、単なる旅行者だ。



弓を持った人に出会う。
ちょうど二次審査が終わって帰る様子の人に、○坂さんが声をかける。
「どうでしたか」
「だめでした」
「何人合格しましたか」
「十人くらいだったかなあ」と。
千葉の方たちだった。



何となく、何も言わずに酒を飲む・
疲れた。
二晩続きでバスで寝るのは強行軍だが、飛行機だと二泊しなくてはならない。
時間のロスを考えるとこれしかない。
地酒を買って、またまた酒をのんで寝る。
ワインは眺めただけ。





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2 コメント

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お疲れさまでした (Mr.SCHOP)
2009-07-07 20:12:00
435名の中から10人ですか。競争率高いですね。
まだまだ努力の余地を残してくれたってことで、
がんがって下さい。

全国レベルの技を見れて実りあったのではないでしょうか。
マコさん着実にステップアップしてます!
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まだまだ、 (まこ)
2009-07-07 21:58:19
SCHOPさん
まだまだです。でも、まだまだということを知ることも大切です。井の中の蛙にならないよう、出かけていくこと。さらし者になることは、自身の鍛錬になると思います。
昇段や、昇格は取って人より偉くなることを目的としているのではなく、自分がどこまで力を出せるか試すものと思っています。
いわゆる試合です。
で、やはりまだまだ未熟です。
言い換えると若い・・・
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