九谷焼の先生の工房で仲間が集まり「新そば」を打って食べた。日頃、絵筆をふるうテーブルに、蕎麦打ちの台がぴったり納まり、うってつけとはこのこと。
武生のHさんが、本格的な蕎麦打ち名人。毎年恒例とのこと。わたしは、昨年初めて仲間入り。旦那も一緒にお邪魔して、もっぱら食べる方の専門だった。
なかなか均等に広げるのは難しそうだが、慣れてきたKさん。切った時に少し短冊そばが出来たらしいが、二度目はなかなか良い出来だった。
蕎麦を切る包丁は、工夫がされていて、良い具合に切れそうな気がして切らせてもらったが、細くなったり、びびったり不器用さが証明された。
しかし、打ちたての蕎麦は生きている。歯ごたえと言い、香りといい最高。「まいう~」こういうのを食すと、そこらの蕎麦は食べられなくなるかも。旦那もいつもより食欲があった。総勢8名で、ざるを囲むと、あっという間になくなっていく。何回も茹で、20食分を8人で、あっという間のスピードだ。この後も、ぼつぼつ話しながら、鮒のあらいも出たし、贅沢な時を過ごした。
みんなで食べると、パワーがあふれる気がする。