まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

石楠花

2017-05-09 | 山歩き

富士写ケ岳の石楠花が見頃なので、カメラを提げて出かけた。今日は大内登山道から登る。

我谷登山道や枯淵登山道はにぎやかだが、こちらはマイナーかもしれない。我谷ダムのところで丸岡へ行く道に向かい、みす滝トンネルをくぐり、丸岡山中温泉トンネルの手前を左に折れる。

京都から帰り、翌日土曜に勤務、日曜は女子部の講習会、月曜も仕事、久々の火曜休み。ぐだぐだに疲れている筈なのに、石楠花に会いに8時過ぎに家を出る。8時40分に登山口に着いた。

富士写ケ岳の案内パンフでは頂上まで120分。下山90分。天気曇り。

まずはガマズミが咲いている。

半分以上登るとぼちぼち石楠花が見え始める。

今日は石楠花のおかげで楽しく登れて、頂上まで予定時間2時間で登頂。

会いたかったわ。久弥さん。頂上で6人の人に会った。女性の単独2名。男性の二人連れと、女性二人連れで、女性の方が多かった。

とにかく美しい花に会えて、気持ちはクリーンになった。山へ行くといろいろなものがクリアになってまた頑張れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


京都中央審査

2017-05-07 | 弓道

開会式後の矢渡しに続き、一的射礼が行われた。立派な先生方でも苦境に立たされることがある。弓の世界は怖い。熟練者でもこういうことがあるが、そうでない者は、こういう状態ばかりなのである。少なくとも、晴れの舞台にすら立てないのである。そんな中で、わたしの後ろのおっちゃんは、先生の歩数を声に出して数えていた。ついに本座から射位までの間まで数えるので、どうしたもんかと思った。

結果はもう神様が決めているとして、わたしはその中で精一杯やりきりたいと思った。友達が2本束ったのを見て、また元気をもらい、練習会場の武道センターへ弓具を持って出かけた。外は夏のように暑い。まぶしい。

巻き藁1本。的前で2射したら矢は気持ちよく伸びて12時あたりへ飛んで行った。2射とも抜けたが胸が割れて気持ち良かった。

前日の審査でM氏の合格の吉報を聞いて、みんな喜んでいた。よかった、よかった。とはいえ、後に続くべき人たちがなかなか束れない。

偶然にもわたしの前が石川県の走る弓道人で、ふたりで出番を待っている時に、わたしが山に登る弓道人になったことを言うと嬉しそうだった。わたし達は互いに伴侶を亡くしているので、何となく身体をくたくたにしてよく眠ろうという気持ちが分かるのだ。2年前はお互いの話をして涙ぐんでいたけれど、今はお互いに逞しくなったと思う。

結果は2本とも落ち着いて引くことが出来て、気持ちよく離れた。束ったが、弓はきれいに回らず技量はまだまだというのは分かるので、とにかく合格発表を見るまで着物を脱げないという楽しみを味わう。教士の部の受審者約520人中、1次審査合格者は25名ほどだった。ここからまた2次審査を突破するのは生半可ではいけないってことだ。

八段では、2名だけが1次審査合格だった。上には上がある。その審査を受ける資格がある人はすごい。きっと人生が弓道で出来ているのだと思う。

 


室町の居酒屋へ

2017-05-06 | 弓道

西本願寺のツツジは見ごろだった。タクシーの運転手に「花が見頃ですね。」と、言ったが完全に無視された。山に登ると、知らない人でもすれ違う時挨拶をする。車にたったふたりでも言葉を返さないって不思議。きっと、小百合を乗せた緊張感から言葉を返せないのだろう。

先日、弟たちが帰省してきたときに、実家で4時間の歌の番組をやっていた。橋幸夫と吉永小百合が出ていて、懐かしい・・このころ私は小学生だった。とっさに「あらぁ、わたしが出てる。」と、言ったらすかさず弟の嫁が「ねえちゃん、いつから違ってきたん・・。」と、言う。やっぱ少し違うか・・。

話がそれたが、常に執事と運転手がいたということを改めて思った。何年も同じ場所に行っているという油断と、準備不足と出たとこ勝負で生きてきたわたしはいつも失敗を重ねては懲りない。で、バスで岡崎から烏丸五条まで戻って、西本願寺へ着き宿で一休みしてから、今度は裏道へ行って島原口から四条烏丸へ行く。バスから降りたらどっちへ向けばいいか分からなくなった。ケータイで調べればすむだろうが、それより人に聞いた方が早い。予定より早く着くことが出来て、時間があるので京都芸術大学の中にある喫茶店で一休みした。

さいたまのS子先生のホテルに5時半に無事到着。その後、S子先生と静岡のIさん夫婦と食事をする。話は大いに盛り上がり、生ビールを飲んで最近の不調の話をしていたら、「とにかく大きな弓を引くのよ・・」と、言われ、どこかのだれかもそんなこと言っていたなあと思いながら、翌日の審査に影響しちゃいかんからと、すでに影響しそうな状態で手遅れだが帰ることになった。みんなでバス停まで送ってくれた。しかし、みんなも酔っているとみえて、どっちの方向だっけ・・となってバスが来て「訊いてみたら?」などというので、大きな声で「西本願寺へ行きますか?」と、訊くと「反対側~」と、返事。

ていねいにも、反対側までみんなで送ってくれて、「じゃあまた来年。」と、言うと「草津の別荘へおいでよ。」と、言われた。そうだった。誰の別荘だっけ・・誰かの別荘に道場があるって言ってたっけ。いや、どっかの道場で稽古して別荘に行くのか?どこか遠い世界の話と思って真剣に聞いてなかった。「是非に。」と、半分ぼやっと返事してバスに乗った。

明日はどうなるんだろう。


京都へ

2017-05-05 | 弓道

恒例の京都中央審査受審のために京都へ出かけた。

ゆっくり出かけて、昼を京都駅で済ませて宿泊所へ行く予定。

電車の中からも山が気になり、あれは登れそうか、谷が多くて迷いそうとか、どこの山かどうかとか見ていた。

最近は崩れも崩れて、稽古に矢数をかけるのをやめて、ここ一週間は、稽古に行っても2射か、多くて6射しか引かないことにした。数を引くとだんだん焦り的中に走ろうとするからだ。

さて、京都には高いものと言えば、京都タワーで、駅では伊勢丹。上の方で食事をしようとエスカレーターでどんどん上がりながら、弓と荷物を持ってこんなとこまで上がるだろうかと自分でも変だと思いながら、高いところにあるレストランに到着。

人はすごいものを作ってしまうのだなあと感心しながら、高い所を目指していく。「豚もおだてりゃ木に登る」って、あったっけ、誰にもおだてられた訳でもないのに高い所に登りたくなるってどうよ。こうやってみると、蟻のような人間たちよ、みんなそれぞれ目的があってせかせかと歩いているんだなあと、自分も含めてご苦労なことだと思った。

この木は、ビルの高い所に無理矢理植えられ、電飾で飾られて可哀想だ。山に伸び伸び生えている木を見ると気持ちがいいが、この木を見ると気の毒な気がする。

さて、食事を終えて西本願寺までタクシーで行く。今までおかかえ運転手つきだったので、方向も距離も知らない。タクシーの運転手は、たくさんの観光客の中で、荷物と長い弓を持った人は敬遠している様子が分かる。

タクシーに近寄って自分で前のドアを開けて弓を突っ込むのである。運転手は嫌がっているんだろなあ。どう見ても嬉しそうには見えない。トランクも開けないし、前に載せようとすると、「気を付けてください。そっと持ち上げて。」と、車を傷つけないでと、はっきり言われた。西本願寺まで700円。近いので不機嫌になるはずだ。この次は歩くことに決めた。

荷物を置いてから、平安神宮のそばのみやこめっせまでタクシーで行くと1850円だった。ひょーー、往復したら加賀温泉までの特急乗車券より高くつく。友達が審査を受けているのを見てから帰りはバスで帰った。230円だった。もう皇室のような暮らしをしているわけにはいかん。いくら雅子でも。

さて、この後、6時の待ち合わせに、さいたまの友達のホテルまでちゃんと行けるのか。

 


芍薬

2017-05-04 | 暮らし

家を建てたときにY先輩から頂いた芍薬が咲いた。

いつもの年より花が多いが、ひょろひょろと背が高くなって、風も強く揺れている。

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花というだけあって美しく豪華だ。

ひとつだけとって飾った。

翌日、仕事から帰ったら大きく開いていて驚いた。

元気がでるねぇ。結構大きい花器なのに負けない。

ぼくちゃんもビックリ!!

失敗は成功への近道だってさ。でも、失敗続きって出口がなくて落ち込むよね。何より、気力がなくなるよね。

京都へ行く前にぐちぐちと芍薬の花に向かって語る。花って失敗なんてないよね。

この際、どんな形でも咲かせて、潔く散ってくるか!!

 

 

 


RPG

2017-05-03 | 暮らし

小さい頃から芸能人やスポーツ選手に興味もなく、ましてや追っかけという類には理解不能だった。

しかし、ここへきてセカオワにはまり、RPGをならして、白山を追っかける。大丈夫かね?

空は青くすみわたり 海を目指して歩く ♪

こわいものなんてない! 僕らはもうひとりじゃない ♪

実家の帰りに、白山が見たくて中央公園に寄る。

今頃、富士写ケ岳には石楠花が八分ほど咲いているだろう。山からの白山はさぞ綺麗だろう。

しかし、ゴールデンウィークの山は、デパートのバーゲンセール並みだと思う。

実家の裏にあるこの公園は、「我が家の庭。」と勝手に呼んでいた父は、91才になった。

母は、今日介護認定のための面接をした。母はしっかりしているが、ひとり暮らしということで、ヘルパーに来てもらったりできるようにと民生委員の方が声掛けをしてくれた。午後2時から小一時間で用が済んだので、母とお茶をした後、青空の下の白山を見たくなった。用がなければ山へ行っていたかもしれない。

帰りにこの城に登った。こんな鳥がくっついていたとは初めて知った。

おおっ!!美しい。

しあわせだーー。恋人に会ったような嬉しさ。

 

 


お金の動く5月

2017-05-02 | 暮らし

臨時福祉給付金が貰える。15千円。要するに、県民税を払っていないということで、年間の収入の低い人にもらえるわけだ。あなたは貧乏だからお金をあげますというにしては、一桁少ないのではないか。多分、消費税の引き上げ分を1年間の買い物額で換算したのだろうと思う。

消費税の引き上げによる影響を緩和するため、所得の低い人に対して臨時措置として、「臨時福祉給付金(経済対策分)」を給付します。

という案内がきた。1年間に1万5千円は、いわゆる「ちゃぶんとも言わんわ。」と、いうくらいの金額だが、ないよりある方が良い。すぐに手続きをする。どうも、年金を貰っている婆様たちは税金を払っているそうなので、我が家では世帯主が扶養家族より収入が少ないということになっている。パートは、月に半分しか出勤していないので、これも雀の涙である。毎月、あちこちのお金をかき集めて暮らすという訳だ。

5月はあちこちで株主総会もあって、配当金も若干もらえて、殿の残した分が少し入る。

殿が共済の遺族年金をかけてくれてあって、年一回だけど5月に15万円入る。その方が給付金よりよほど助かる。殿はわたしが苦労しないようにしてくれてあったのだ。

山に登って少しでも殿に近づくかと思っているが、もっと高い所から笑っているような気がする。たとえ富士山に登っても、殿は上から「やっぱりお前は小さいんなあ。」と、言うような気がする。

それでも、「親を4人とも残していった不幸は大きいけどね。」と、少しすねて、わたしは元気にまたどこかへ出かけようとしている。生きている人に、すねたり甘えたりできるけれど、空を仰いですねるわけにはいかないなあ。笑っちまう。


花の名前

2017-05-01 | 暮らし

エビネとナルコユリをみつけた。

花の名前はあまり知らないけれど、身近に見つけるとやはり気になる。それから、好きな花というのは覚えやすい。

そして、何回も見れば自然と覚える。

長い間会わなかった人の名前が思い出せず困ったことがある。花なら忘れても図鑑に載っているが、人となると自分の頭の中の図鑑が頼りなのである。わたしの脳の半分は「粗忽」と、「物忘れ」で、出来ている。おまけに、図鑑が年々分厚くなるのだ。年を重ねると会う人も増える。そうなると、めくるのに時間がかかる。落丁することもある。

「あー!弓道の先生、教えて頂きましたよねー。15年ほど前です!!加賀の教室で・・」

覚えていない。15年前なら変貌を遂げているかもしれない。「ごめんなさい。顔は覚えているけれど名前を覚えていなくて・・」と、なる。失礼ながら顔も覚えていない時がある。

ある議員さんが「あんたの名前なんやったけ?」と、聞くのだそうだ。「〇〇です。」「名字なら知っとる。下の名前や。」と、言うのだそうだ。大切な一票を逃がさないために。