まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

乗り切れるか

2018-08-11 | 暮らし

忙しくて暑い毎日の献立は、なるべく熱くない献立にしたい。しかし、元気を出すにはしっかり食べなくてはならない。油を使うのも暑いが、あっさりしたものばかりではなく油物も食べた方が良い。

鯵の南蛮漬けを作ろうと思ったが、シシャモとピーマンを焼いて南蛮漬けにした。油で揚げずにグリルで焼いたシシャモに、スライス玉ねぎと焼きピーマンと、トマトを添える。

冷製スープを作る。

材料は、にんにく、玉ねぎ、じゃがいも、かぼちゃ、ゴーヤ4切ほど(ゴーヤの存在が分からない程度の量)それらをチキンスープで煮て塩コショウで味を調える。

パンプキンスープのようだが、それほど甘くない。冷めたらミキサーで攪拌し、冷たくしておく。食べる時に牛乳で割る。本来は攪拌してから牛乳を入れてもう一度火にかけて熱いスープにするが、この夏は冷製に限る。

実家の母にも少し持っていくと、「そんなにいろいろ入っているとまずそうや」と、言う。牛乳で伸ばしてカップに入れたら、「あらーーぁ、美味しい・・・」と、言う。思ったより美味しかったのだろう。

父は、プリンを美味しそうに食べるが、脚は細く足首からしたはパンパンに腫れている。しんどかろうと思う。

 


google earth

2018-08-07 | 小さきもの

夏休みは孫たちがわたしの家に来る。今日はわたしが休みなので、昼ご飯を作ってあげて一緒に食べるのが嬉しい。

10時まで勉強した後は、彼らがゲームを始める。いろんな言葉が飛び交う。「くそざこい!」ざこいに、くそがつくので、良い言葉ではない。「ロマン技なんやって・・」と、技にロマンがあるらしい。「ぶっぱしてやる・・」ぶっぱなすことらしい。やくざの言葉だ。おそろしや。しかし、何を思ったか「鯉の塗り絵」を、見つけたkenが「がちで塗るわ」と、ぬり絵を始めたら、お兄ちゃんも始めた。好きな色を塗りましょうという、九谷焼の絵皿のぬり絵である。

その後、何故か、google earthを見たいという孫たち。遊びは次から次へと変わっていく。我が家の前の道路を、ばあちゃんが歩いている画像が映っている。また、実家の前には、じいちゃんが歩いている。孫たちのひいじいちゃんと、ひいばあちゃんである。だいぶ前に撮ったのだろう、父が売ってしまった車も写っているし、わたしの古い車もある。顔もナンバープレートもモザイクがかかっているがそれと分る。

「ずっと前に撮ったんやろね。じいちゃんと、ばぁばの前の車がある。これって世界中の人が見るんやよ。すごいね」

それを見てkenが、いいことを考え付いたようにはずんで言った。

「ばぁば、じぃじが映っとるかもしれんよ。探してみね!!!」

そういう発想を考え付かなかった。「ほんとやね。どこかにいるかなあ」これを撮った時は生きているのだ。「じぃじの会社か、兼六園かな」「けんろくえん?」「うん、仕事に疲れて休んどるかも」

子どもって可愛いなあ。泣けてくる。


合同練習

2018-08-07 | 弓道

日曜は山中で県体の為の合同練習をした。審査の日と重なったせいか、7人しか集まらなかった。

それでも、立を2回して、互いにアドバイスしあって、昼まで稽古に励んだ。

途中、昨日から用意してあった我が家のスイカを休憩に食べた。大きいのでクーラーボックスに入らないので半分しか持ってこなかったが、十分の量だった。

休憩後、スイカでポンポンになったのはお腹で、的にはポンポンという訳にはいかなかった。何はともあれ、日曜のひとときをみんなで遊ぶという事は楽しい。

スイカを外で食べて、また稽古をし、帰りに若者たちと長楽で美味しいラーメンを食べて、その後、別所温泉でひと汗流した。露天風呂に浸かって空を眺めて大満足。

何しに来たんだっけ・・

帰りに小豆バーのアイスクリームを買って、実家の母に持っていくと「これが食べたかったんや」と、言って美味しそうに食べ、半分残して「寂しくなったらまた食べるし」と、冷凍室に入れていた。そのことが寂しかった。

でも、今日も良い日だったと感謝しよう。


トンビ岩コース

2018-08-05 | 山歩き

美味しい味噌汁を飲んで、いざ下山。前日は夕ごはんを食べてから6時過ぎには横になっていた。山小屋ではひたすら翌日の為に寝る。月が出ているため星は思ったより見えなかった。元気があれば、外でビールでも飲んでも良いが体力はない。翌日、みんなの足手まといにならないように寝ることが大事だと思った。忘れてはならないのは例の物「アミノバイタル3600」を飲む。万全だ。

白山に登って、雷鳥荘に泊るとシャワーも出来るらしいが、山というのは美味しいものを食べたり、豪華な宿泊を期待するところではない。一生懸命登り、マナーを守って、自然を守って下山する。

室堂で、泡をいっぱい立てて顔を洗っている女性がいた。南竜では浄化槽があって、水洗トイレなので、泡で顔を洗ってもよいのだろうが、室堂では生態系が壊れるから駄目なのである。

マナーと言えば、解せないのが、たくさんの登山者がいる中、クマ鈴をガラガラ、リンリン鳴らす人がいることだ。後ろから近づいてくると、自転車のリンのようで「チリンチリン、どいてどいて」と、言われているようだ。先に行ってもらうが、熊が出るんですか?この銀座のような夏休みの白山に、と問いたい。その音がうるさく感じるのは、わたしが疲れているからだと思う。黙って歩いていると、耳の中に容赦なくリンが飛び込んでくる。暑い。辛い。うるさい。と、なるのである。

さて、8時に出発。昨年より雪渓が狭い気がした。御前峰を振り返り、名残惜しい下山である。下界は暑いのだろうなあと思う。

トンビ岩コースでは、ハイマツが群生していて、ホシガラスが来るのだそうだ。トンビ岩に登って記念写真を撮ったが、へっぴり腰と言われて不採用。

トンビ岩から見える岩を、自然観察員の女性が「ゴリラ岩と呼んでいるんです」とのこと。確かにゴリラっぽい。

南竜ケ馬場に近づくと、ニッコウキスゲが咲いている。

南竜までに相当疲れてきて無口になったわたしは、チョコチップとコーヒーで息を吹き返して、甚之助小屋までたどり着く。甚之助小屋から眺める山は、以前にも増して削られている気がする。

ここで昼食を摂った。暑いので、また傘を差して食べた。食後のフルーツが美味しい。特に白桃がめちゃくちゃ美味しかった。甘くてつるんとしていて、少し水で冷やしただけだが、この暑さの中でひんやりと喉を通過していった。

2日間の食べ物の中で、白桃の大勝利と思えた。おかげで、元気に下山出来た。途中、航空自衛隊の若者たちがざくざくと登ってきた。迷彩色の暑そうな服と、異国の人かと思えるほど真っ黒な顔。驚くことに、可愛い女性の隊員も真っ黒だった。

いろいろな人たちが、いろいろな思いで、ハアハアと登る白山の魅力。無事下山した後も、余韻が残って幸せ気分である。

みんなのお陰で、けがもなく、熱中症にもならず、ひとりではとうてい叶えられない登山である。

「感謝の気持ちでいっぱいです。どうか心ゆくまで美味しいビールなど浴びるほど、各自帰宅後に飲んでください。」


お池巡り

2018-08-05 | 山歩き

日の出を見た後、お池巡りをする。雪が残っているが、今年は少ないとのこと。

山の頂上は下から仰いで見ることが出来るが、この池は登ってみなければ見ることができない貴重な眺めである。

翠が池・・・

お池巡りをしながら、チングルマに出会う。

クルマユリ

山登りのつらさは、花に助けられる。それと青空。

 

3時半から出かけて、朝の頂上散歩を終えていよいよ室堂に到着。7時までに戻って朝食だ。山のごはんは質素であるが、味噌汁は美味しい。

 

 


お日の出

2018-08-03 | 山歩き

白山では「ご来光」とは言わず「お日の出」と、言うのだそうだ。昨年は天気が悪くて日の出を拝むことは出来なかった。

今回は待望の日の出を拝むため、寝る前の準備と、真夜中にズボンを穿き替え、毛布にもぐってヘッドランプをつけて、コンタクトを装着し3時には準備OK。周りの人たちもごそごそ起き始めた。お日の出1時間前、3時50分に太鼓が鳴らされるのだが、わたし達は3時20分に歩き始めた。

レインウエアを着て歩き始める。高度が上がるにつれて足は重くなる。ヘッドランプの明かりが暗闇の中にホタルの灯りのように光って移動する。後ろから来た元気な小学生に追い抜かれ、はたまた元気な中年夫婦にも追い抜かれながら、ようやく頂上に立つ。

適当な岩に腰かけて日の出を待つが今度は寒い。10℃くらいかと思うが風があるためさらに寒くなった。手が痒くなってきて、かじかんでカメラのシャッターが切れない。しもやけになったのだ。

隣に若い雲水が日の出に向かってスマホをかざしている。

今か今かと寒さに震えながら待っていると、4時30分に空が真っ赤になってきた。昨日、暑い思いをして登ってきた甲斐があった。 

劔、立山、槍、穂高、乗鞍、御嶽の稜線がくっきり見えて、いよいよ神職のお話の後、万歳が・・

 しかし、陽が昇る瞬間ガスがかかって、太陽が見えなくなった。一同「あーー」と、情けないため息が。それでも、世界平和の万歳三唱。めでたし、めでたし。

 雲海が広がり、また山が姿を現して、刻々と様子が変わっていく。太陽が昇りきると、空は晴れ渡る。

お茶を沸かして、あんぱんを食べて、予定通りわたしたちはお池巡りを始めることにした。しかし、あんぱんを握る手は相変わらずかじかんでいた。すぐ治ると友達は笑っていたが、やはりここへきて血の巡りの悪さを実証したことにテンションが下がる。

ストックもまともに持てない。この後、お池巡りをして無事下山できるのか。


白山 登り 観光新道

2018-08-02 | 山歩き

いざ白山へ同窓会仲間と行く。昨日一日中弓道大会で立ちんぼしていただけで「死にそー」とか言っていたのに、一体登れるのだろうか。

別当出合でみんなと待ち合わせて登山届を出して9時40分より登り始める。本日は観光新道から室堂までゆっくり行くということで出発。

観光新道は途中に「殿が池避難小屋」があるが、トイレは使えないし、水もないので、スポーツドリンク他2リットルを持ち、首にはクールコアを濡らして巻いた。たっぷり日焼け止めを塗った上に、日焼け止め用のアームカバーをはめて万全にして登るが、ちりちりと焼けているのが分かる。

尾根に出るともろに陽が当たり、休憩の為に立ち止まるのもつらい。友達が持って来てくれた傘の下に入る。先日、孫と気温を測っていたときに、5℃違うことを実証済みだ。ありがたいが傘をさして歩くと、ストックが使えない。

年配の女性の方達は逞しい。炎天下でじっと休んで、また歩き出し、抜きつ抜かれつして登ったが最終的にはわたしは息が上がって、抜かれたまま室堂へ到着となった。山は競争して登るのではないが、あまり遅いと同行している人のペースが乱れると思う。いつも友達が合わせてくれるが、結構ストレスになっているのではないかと思って頑張ると、かえって途中で脚が出なくなる。

じりじりと焼けて、スルメになった気がした。じわっと身体がそっくり返りそうだ。

ひたすら歩き、日陰では休み、休憩を多くとる。スポーツドリンクで口の中は甘くなっているのに、口の周りはしょっぱい。無駄な外出はしないでくださいと言うのに、山に登る人の多いこと。これは無駄な外出ではない。無謀な登山である。意識が遠のきそうだ。血圧と、高度との関係を考えていた。高度が上がると、息がしにくくなるが、特にわたしは低血圧なのでどうなるんだろう。高度が上がり気圧が下がると・・・と、余計なことを考えてトロトロ歩く。

ようやく室堂に到着。6時間半かかった。ここで生ビールをくいっといこうと思ったら、 生ビールは売り切れだって。残念だ。

ぎゅうぎゅうの山小屋ではあるが、夕食を取ってすぐ着替えて寝た。もうすることはない。ひたすら寝て、3時には起きて日の出を見る予定だ。ヘッドランプを点けるのが下手くそで、迷惑にならないように毛布をかぶって練習をした。今頃練習するのはひんしゅくである。しかし、3時までに、もう一度着替えて、コンタクトレンズを入れて、頭の上の棚に並べスタンバイしておかなくてはならない。

となりのじいちゃんは25年ぶりに登って、熱中症になりかけたと話していた。山での昔取った杵柄というのはあてにならないものである。用心、用心。

さて、起きれるのだろうか??


アミノバイタル

2018-08-01 | 弓道

小松で北信越錬成会があった。北信越5県の男女5名の精鋭たちが全日本選手権を目指して射を競うのである。

わたしは、審判の先生の補助の審判として出かけた。的前委員のK美さんと一緒に的前に立って、主審の先生方に〇✖の確認を示すのである。K美さんとは高校の時から弓を引いている仲間である。

悲しいことに椅子に座ると、主審の先生方も的も生垣に隠れて見えない。隣の家の2階に干された洗濯ものしか見えないので立ったままだ。結局用意された椅子に殆ど座ることはない。

外は殺人級の暑さなのでビーチパラソルを置いてくれたが、陽はどんどん上っていくので日陰がなくなる。各県の精鋭たちの射を観ることはできない。的を見ていなくてはならないからだ。かといって、主審の先生方は殆どこちらをあてにすることはない。いらないようで、いる役回りなのである。

主審の先生方は、交代して審判をするが、わたしたちはずっと一日中炎天下の中で立っていなくてはならないので、昼ごはんの時にK美さんに、山用に持っていたアミノバイタルをあげた。これを飲まなくては、スポーツ飲料だけでは追いつかないと思ったからだ。

7月の休みには、なるべく外へ出ないようにしていたので、軟弱な身体になっている気がする。午後は背中の建物の壁が熱くなっている。植え込みに水を撒くホースを引っ張って来て、足元に水を撒いたが、これがほんとの焼け石に水。あっという間に乾くのである。首に氷を入れたビニル袋を手拭いにくるんで巻いた。お茶をお世話してくださる方々がクーラーボックスに飲み物を用意してくれたり氷をくれたりと、ありがたかった。

結局、見てもらえたのは4番的の喉元に刺さった矢が前から見にくくて、こちらの判定を確認してくれたのが1回だけ。後は、主審の先生方は殆どこちらを見ない。それでも、次に審判員になるためにと練習させてもらったので良い経験になった。

「実は、明日から白山に登るんや・・・」「え”---大丈夫か・・・」K美さんは言う。

そうなのだ。この暑さで延々と山を登るのである。本当に大丈夫だろうか・・恐ろしい・・