2013年の作品、タイトルはヒンディー語で「弾丸ラージャ」。
ラージャは主人公の名前。
全体的に大きく盛り上がるわけでもなかったが、
まぁまぁ安心して観られる普通の作品。
<ストーリー>
ラージャ(サイフ・アリ・カーン)は追われている途中に、
結婚式に紛れ込んでしまう。花嫁の従兄弟ルドラ(ジミー・
シールギル)に事情を話しそのまま参列者になりすます。
すると闇に紛れてララン(チャンキー・パンデー)と
アカンド(ヴィシュワジート・プラダン)が結託し、
ルドラの叔父の土地を麻薬栽培に利用するために取り上げ、
結婚式の参加者を殺そうとたくらんでいる事を知り、
ルドラと協力して戦う。
ルドラとラージャは仕返しを恐れ刑務所に避難するが、
その間にルドラの叔父は殺されてしまう。
刑務所でラージャとルドラは、ウッタル・プラデーシュ州の政治に
詳しいシリバスタ(ヴィピン・シャルマ)の手配で、
刑務所を抜け出して叔父の復讐をする。
二人は政治家シュクラ(ラージ・バブバール)のために
邪魔ものを消す仕事を始め、政界で信頼と支持を得る。
ある会議でバジャジ(グルシャン・グローバー)に侮辱された事で、
二人はバジャジを一緒にいた女優志望のミタリ(ソナクシー・
シンハ)と共に誘拐し身代金を奪いほとぼりが冷めるまでムンバイに飛ぶ。
ラージャとミタリはいい関係になる。ラージャの妹の婚約式の時、
バジャジはシュメール(ラヴィ・キシャン)と共に
ミタリを奪い返す為に隠れ家を襲いルドラを殺してしまう。
ミタリは隠れていて助かる。
バジャジを始末したラージャはミタリの故郷であるコルカタへ向かう。
ミタリの家族の前で銀行員だと嘘をつき結婚を許してもらおうとするが、
最初はベンガル人でないと言う理由で許してもらえなかったが、
最終的に祖母の一声で許される。
シュクラは政治活動の為にシリバスタが保管している
バジャジのお金を得ようとする。そして邪魔になった
ラージャを始末するためにラクノウに呼び戻す。
ラージャはシュメールを殺すためにラクノウに戻る。
警察はアルン(ヴィドゥート・ジャムワル)をシュメールと組ませ、
ラージャを抹殺しようとたくらむ。
ラージャはシュメールを殺し、アルンと戦うが命を助ける。
シュクラはラージャに外国に逃げるように告げるが、
ラージャの子分を抱き込みラージャを抹殺しようとする。
空港へ向かう途中、アルンがラージャの車を停め、
ラージャを撃ち車を炎上させる。
デリーへ向かう飛行機の中には、ミタリとアルン、
そしてラージャの姿があった。
ラージャは子分の裏切りに気づいており、
アルンにラージャをエンカウンター・キリングで始末させた後、
アルンをも始末する計画だった事を知る。
そしてアルンに計画を知らせ芝居を打ったのだった。
アクション・スターのヴィドゥート・ジャムワルを起用しているが、
相手役がサイフ・アリ・カーンのため、
それほど派手な格闘シーンはなし。相手役がタイガー・シェロフや
リティク・ローシャンあたりであれば盛り上がっただろう。
あとはやっぱりソーナム・カプールを起用した割には、
役柄が小さく無理にロマンスを入れなくても・・・。
と、いつもながらに思うのだった。