2012年の作品、タイトルは直訳だと「サルダールの息子」。
邦題は「ターバン魂」のようだ。
サルダールとはシク教の男性の事、ターバン被った人ね。
シク教徒と言うとプロレスのタイガー・ジェット・シンだから、
幼少の頃の私には怖い人のイメージがこびりついており、
最初の頃はターバンみると怯えたわ。
1923年のバスター・キートンの無声映画「荒武者キートン」に、
触発された2010年のテルグ語映画「マリャーダ・ラマンナ」
(あなたがいてこそ)のリメイク版で、マラヤーラム語、
ベンガル語、カンナダ語でもリメイクされている。
<ストーリー>
ロンドンに住むシク教徒のジャシー(アジェイ・デーブガン)が、
バーで大暴れしていた時にインドから手紙が届く。
父親が残したパンジャーブ州の土地を相続するために、
インドに行かなくてはならない。バーのオーナーは、
ジャシーに25年前のいきさつを聞かせる。
ジャシーの家ランドワス家はサンドゥス家と敵対関係にあり、
大きな抗争の時にジャシーの父親とサンドゥス家の叔父が、
亡くなっていた。ちょうどそれはサンドゥス家のビルー、
(サンジェイ・ダット)とパミ(ジュヒー・チャウラ)の
結婚式の日だったため、ビルーはジャシーを殺すまでは
結婚しないと言う誓いを立てた。
ジャシーの母親はジャシーを連れてロンドンへ逃げたのだった。
ジャシーは25年も経っているので心配ないと言うが、
ビルーは2人の弟と共に今でもジャシーを探していた。
インドに着いたジャシーは列車の中でスフ(ソナクシー・
シンハ)に出会い恋に落ちる。
目的の駅に着き列車を降りる時にスフがカメラを忘れた事に、
ジャシーが気付くが、行ってしまった後だった。
ジャシーは相続した最古の寺院の裏手の土地に行くために
近くにいたビルーの弟トニー(ムクル・デヴ)の車に乗り、
道中で名前を聞かれフルネームを答えたため
殺そうと探している相手だと気づかれる。
寺院に到着したジャシーはビルーに会い一緒にスフがいたため、
客人として自宅に招待される。そこにトニーが帰宅し経緯を話す。
ビルーはジャシーを殺そうとするが、客人は神であると言う
家訓に従い屋敷から出てから殺そうと言う事になる。
ジャシーもその家がサンドゥス家である事を聞き、
自分が家の中にいる限りは殺されない事を知る。
屋敷から出たくないジャシーはあの手この手で留まろうとする。
ジャシーは隙を見て警察に連絡し一緒に逃げようとしたが、
警察はビルーと通じていた。ジェシーは隙を見て馬で逃げるが、
ビルーの馬だったため屋敷に引き返してしまう。
そしてパンジャーブ州の春祭りローリーの日、
スフは親友のボビー(アルジャン・バジワ)と婚約が発表される。
ジャシーはビルーに過去の経緯はどうあれ自分と母親は
サンドゥス家を許していると言うが、ビルーはランドワス家を
許すことはできないと答え、グルドワラ(シク教の寺院)に
行くためには屋敷から出る必要があると伝える。
グルドワラでスフはボビーにジャシーを愛していると伝え、
ボビーも知っていると答える。それでもなぜ結婚するのか?と問うと、
パルがジャシーの命を救うためだと代弁し、
ジャシーがランドワス家の息子だと伝える。、
そしてボビーとパルに見送られてジャシーの元へ向かう。
婚約式に行かなかったビルーの家族と手下はジャシーを襲い、
格闘している所へスクが現れる。二人は気持ちを確認する。
ジャシーはビルーと決着をつける必要があると言い、
グルドワラへ行く。ビルーも決着をつけようとし、
二人は格闘するが最終的に屋敷の中に戻ってきてしまう。
そして認知症のビルーの母親のスイッチが切り替わり、
宿敵はどこにいるのか?と問い、ビルーは一生スクの面倒を
見る事を条件にジャシーとの結婚を許す。
最初と最後にサルマン・カーンがカメオ出演。
ジャシーが屋敷に監禁(籠城か)されてからが長い。
まぁ歌って踊ってのシーンも長いから仕方ないかもしれないが、
私的には飽きた・・・・・。自宅で観ているので、
途中で息抜きは自由にできるが。
8年前、ソナクシ太ってたね。当時25歳くらいだけど。
アクションもCGで、典型的な娯楽映画であった。