カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~パンガー~

2020年10月16日 22時13分59秒 | 映画 / MOVIE

2020年1月公開の作品、タイトルは「めちゃくちゃ」。
久しぶりに新作である。

インド発祥の謎のスポーツ「カバディ」。
鬼ごっこみたいな・・・陣地争いみたいな・・・
何だか解らない(笑)ルールを知るためにも観てみたい。

過去にクリケットはルールが解らないから面白くないのかな?
と思い、自分でやってみたりしたのだが・・・
これがルールを知れば知るほど面白くなくなって行ったのだった。
カバディはどうだろう・・・・。

劇中では国鉄で仕事をしながらカバディの練習をすると言う、
日本でいう実業団チームのような感じであった。
そこから有力選手を選抜してナショナルチームを作るのだ。
日本のアマチュアも同じである。

  <ストーリー> 

マディアプラデシュ州の州都ボパール。
鉄道駅の窓口で働くジャヤ(カンガナ・ラナウート)は、
夫プラシャント(ジャシー・ギル)と小学生の息子アディティア
(ヤギャ・バシン)と暮らしている。

ジャヤは寝ている間にプラシャントの身体を蹴っている。
2010年にカバティのナショナルチームのキャプテンだった彼女は、
就寝中に無意識に身体が動いてしまうのだった。

ある日、チームメイトだったミーヌ(リチャ・チャッダ)が、
ボーパルのカバディの女子チームのコーチとしてやってくる。

ジャヤとプラシャントは同じ国鉄で働いており、
職場結婚だった。ジャヤは結婚後もカバディを続けていたが、
妊娠したために引退、出産後に復帰するつもりでいたが、
アディティアは身体が弱く一緒にいる事が必要だったため、
叶わなかったのだった。それを知ったアディティアは、
ジャヤをカムバックさせようと父親に掛け合い、
プラシャントもジャヤに勧める。

そして二人の協力により復帰のためにトレーニングをする。
最初は乗り気でなかったジャヤも身体が動くようになると、
本気でカムバックする気持ちになる。

ジャヤはミーヌと共にテストを受けるためにムンバイに行き、
経験を買われて採用されるが、チームがコルカタだったため、
家族と離れて行く事は出来ないと断ってしまう。
しかしプラシャントとアディティアにコルカタ行きを
強く勧められジャヤは単身コルカタへ向かう。

ジャヤを送り出したもののプラシャントとアディティアは、
男2人ではいかんせん女性の役回りは難しく、
ジャヤの母親や隣のおばさんの助けをかりて何とかやっていく。

ジャヤはホステルで同室のニーシャ(メグナ・ブルマン)たちと
練習に明け暮れ充実した毎日を過ごしていく。そして・・・
試合に勝った後、過去の実績を知るレポーターからインタビューを受け、
TVに出た事で家族も知人関係者も一様に安堵する。

そしてナショナルチーム・メンバーを選抜する大会で、
過去の実績とブランクを経てのカンバックが認められ、
監督推薦で最後の一人に選ばれる。

ところが現チームのキャプテンのスミタはジャヤに対して、
敵対心をむき出しにする。

 基本的にナショナルチームのキャプテンになるほど人物は、
 そじょそこらの人とは違い人間的にも優れた人物である。
 ・・・なのだが・・・・

初戦からジャヤの出番は全くなく、家族や知人たちは落胆する。
そして最終イラン戦。ジャヤは経験を買われてスターティング・
メンバーに名を連ねる。後半、同点で最終のプレイヤーはジャヤ。
残り8秒・・・脚をつかまれたジャヤは必至でラインに手を伸ばす。
指先がラインに触れた瞬間、試合終了のホイッスルが鳴る。

みんなの努力が、協力が、辛抱が、犠牲が・・・・
全てが報われた瞬間であった。

 とにかくスポーツ物に弱い私である。
 自分がスポーツに明け暮れた子供時代があるから、
 ストイックに打ち込む姿には拍手を贈りたくなる。

 肝心のルールだが、よく解らなかった。
 攻撃でも守備でも得点が入るようだ・・・。

 バングラデシュは解るとして、タイ、韓国、イランでも
 やってるし、国際大会のレベルなんだね・・・。

 カバディのナショナルチームのキャプテンであったとしても、
 結婚後の生活はごく一般的であった。子供が一人で夫婦共働き。
 職場でも特に優遇されているわけでもない。これが現実であろう。

 ジャヤとミーヌがムンバイに行った時にタクシー運転手に、
 アミターブ・バッチャンはどこに住んでいるのか?と聞くシーン、
 私もチェンナイでラジニ様の家に行って、と言うので笑えた。

 以前カンガナ・ラナーウトの事を役柄に応じて存在を見事に変える、
 カメレオンのような女優と思ったのだが、ここでも普通の主婦と
 スポーツのトップ選手と言う役柄を演じ分けていた。

コメント
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