2017年の作品、タイトルは「蛍光灯」。
サルマン・カーン演じる主人公ラクシュマンのあだ名。
私が子供の頃も蛍光灯と言うあだ名の友達がいたわ。
スイッチを押してから点灯するまで時間がかかると言う意味で、
平たく言えば、解るのに時間がかかると言う事だから、
良いあだ名ではないが、インドでも同じみたい。
サルマン・カーン(長男)の弟ソヒル(三男)が兄弟役として
共演してる。ちなみにアルバーズ・カーンは次男。
サルマンがスターすぎるので二人は目立たない。
<ストーリー>
インド独立前のウッタラカンド州の東部山岳地帯の、
ジャガットプルが舞台。少年ラクシュマンはチューブライトと
呼ばれ友達もいない。弟バラトはそんな兄をかばうようになる。
ある日、学校にガンディーがやって来て子供たちに、
信仰、勇気、信念について教えると、ラクシュマンとバラトも
自分の強さを信じるようになる。
そしてインド独立、その後、二人の両親が相次いて亡くなり、
ガンディーも暗殺されてしまう。二人の絆はさらに強くなる。
成人したラクシュマン(サルマン・カーン)とバラト(ソヒル・
カーン)、何をやってもダメなラクシュマンと対照的に
バラトはスポーツも仕事も何でもできた。
1962年、中国がインド国境を超えて攻めて来た時、
軍が徴兵を開始しほとんどの男性は志望したが、
ラクシュマンは採用されなかった。
ずっと一緒に暮らしてきた二人だったがバラトは出征し、
ラクシュマンは残されてしまった。
ある夜、街に魔術師(シャー・ルク・カーン)一座がやって来て、
ラクシュマンが舞台に呼ばれる。観衆は彼を見て大笑いしたが、
ラクシュマンは魔術師を信じボトルを動かす事に成功する。
あれっ? この二人、犬猿の仲だったはず。
仲直りしたのかな?
ある日、ラクシュマンは中国人家族が街に来たのを発見し、
当局に密告しようとすが、バンネ(オーム・プリ)は、
ガンディーの教えに従い仲良くするように諭す。ラクシュマンは、
相手に拒絶されながらも馬鹿正直に受け入られる様に努力する。
そして友情が芽生える。
バラトが戦死したと言う報告があり葬式を行うが、
後で重傷を負いながらも生きていた事が判明し、
ラクシュマンは友達になった母子と共に野戦病院へ向かう。
兄弟が再会して完。
確かにサルマンの映画でアクションなし、
ロマンスなし、と言うところがインド人には、
面白くないと思われたのだろうけれど、
なかなか良かったけどね。
私の認識では・・・最近のサルマン・カーンの映画で、
唯一ハズレた作品であるが・・・なぜハズレたんだろう。
蛍光灯の演技は良かったし、定番の肉体派らしい所はなかったが、
私的には良かった。(ファンじゃないけど)
サルマンに求められているにはアクションなんだろうけど、
善い人を演じるのは本当に上手いと思う。なんで悪人を、
消し去る事ができるんだろうか? と思う。