1992年の作品、タイトルはヒンディー語で「ラジューは紳士になった」。
1997年に日本でも「ラジュー出世する」と言うビデオが出た。
名優ラージ・カプールの1955年の「シュリ420」(邦題:
詐欺師)と言う名作が元になっている。
私も貸しビデオ屋でレンタルして観た記憶があるがレビューを
書いていなかった事もあるが観なおそうと思ったのだ。
シャー・ルク・カーンもこの映画で初めて観たし・・・
内容に至っては工事現場のシーンがあった程度しか覚えていない。
あとは歌って踊ってについていけなかったような記憶がある。
街の名前は当時のボンベイで記載したが、現在はムンバイ。
ラジューがわらしべ長者のように、少しづつ稼ぎの良い仕事を
手に入れ出世していくと言うストーリー。
<ストーリー>
ラジュー(シャー・ルク・カーン)が地元ダージリンの祠で、
ボンベイで偉大なエンジニアになりたいと延々と神に祈っている。
ボンベイに着いたラジューは遠い親戚を頼って行くが居なかった。
仕方なく一夜を過ごすため寺院へ行くが大道芸人のジャイ(ナナ・
パテカル)と出会い面倒を見てもらう事になる。
このジャイが各所で語るナレーションのような名調子が、
非常にいい味を出していてアクセントになっている。
ラジューは靴が擦り切れてしまうほど必死に就職口を探すが、
全く見つからなかった。近所に住むレヌ(ジュヒー・チャウラ)の
紹介で図書館の仕事に就く事ができ、二人の距離が近づく。
ラジューはレヌを誘い初任給でいろんな事をしようとする。
1か月600Rs(当時は約2000円)。30年前は、
これくらいだったのか・・・・・二人が車のショールームで
夢を語る場面がとても素敵だった。
そしてレヌの勤める建設会社の面接で役員の予想を裏切り、
採用されてしまう。そして社長の娘サプナ(アムリタ・シン)の
大プロジェクトに堂々と異論を唱えるがサプナはラジューの
意見を気に入りプロジェクトリーダーをする事になる。
ラジューは次第に仕事が認められるようになり家を与えれ、
行動を共にするうちにサプナはラジューを愛するようになる。
しかしサプナとラジューでは階級が違い過ぎるため、当然、
父親はサプナを咎める。サプナもラジューとレヌが愛し合って
いる事を知りショックを受ける。
サプナの父親は別の男性とサプナを結婚させようとしており、
ラジューの工事現場の橋を崩落させ犠牲者を出し、ラジューに
責任を押し付ける。レヌやラジューが住んでいた地元の住人が
工事現場で犠牲になった事でみんながラジューを責める。
ラジューは裁判で真実を述べようとするが社長一味の妨害で、
出廷できず殺されそうになる。そこへジャイが来てラジューを
逃がす。ラジューは傷を負いながらも出廷し証言するが、
社長に買収された証人達が全ての責任をラジューに押し付ける。
最後にサプナが証言台に立ち真実を話しラジューは無罪となり、
法廷の外でレヌを抱き合う。
こんなストーリーだったのね。
23年振りに正しいストーリーが解ったので良かった。
ちなみにこの映画でシャー・ルクには胸毛がなかった、笑。
元になった「シュリ420」も観るつもり。