2006年の作品、タイトルはヒンディー語で「あなたのために 」。
2005年のハリウッド映画「ウエディング・デイト」に基づいている。
義理の姉妹と男性3人の恋愛物語であるが、インド映画に良くある、
恋人の芝居をしていたら、いつしか本気になってしまうと言う筋書き。
私の周りでこんなケースは見た事も聞いた事もないけどね。
<ストーリー>
アヌー(プリヤンカー・チョープラ)は同僚のアマン(アクシェイ・
カンナー)とロンドンへ向かうシーンから始まる。アヌーはBFの
ダニー(ディノ・モレア)に振られた後、インドに戻っていたが、
義理の姉シラニ(アミーシャ・パテル)がダニーの親友のクナル
(スニール・シェッティ)と結婚する事になったためロンドンへ
行く事になった。アヌーはダニーに新しいBFを見せつけるために
アマンをお金で雇い芝居を頼んだのだった。
アマンはアヌーの両親(アヌパム・ケールとリリット・ドゥベイ)に会い
気に入られる。アヌーは母親の連れ子でシラニは父親の連れ子だった。
アヌーはアマンに無理な注文をするがアマンは次第にそれが楽しく
なっていくが、ダニーがシラニとも関係があった事を知り心配する。
ところがアヌーはダニーと復縁できると思いアマンが偽のBFで
ある事を話す。ダニーはアヌーとは終わった後、シラニと関係ができ、
今も愛している事を告げる。アヌーは自分だけが知らなかった事に
ショックを受ける。アマンは芝居を続けるうちにアヌーを本当に愛して
しまった事を話すが、アヌーは芝居は終わったので帰るように言う。
クナルはアマンを引き留め、アヌーは母親に慰められ、父親からも
言い聞かされる。シラニは式の前にクナルにダニーとの関係を話し、
平静を失ったクナルはダニーを追い出してしまう。アヌーに拒絶され
帰路についたアマンがそれに気づきダニーを助ける。
アマンとクナルは冷静に話し合い、やり直すために式場に戻り、
最後はハッピーエンド。追い出されたダニーは街にたどり着き、
3人姉妹の車をヒッチハイクして乗り込む。
シラニの家はパンジャーブ出身でクナルの家はグジャラート州、
言葉も習慣も違うため家族同士が意識し合っていた。
ダニーがアヌーと付き合っている時にシラニと二股かけていたなら、
問題だけど、アヌーと終わった後に付き合ったなら問題ないよね。
アヌーがシラニを恨むのはお門違いだし、ダニーがシラニの結婚式
の時にわざわざそれを言う必要もないとも思う。
まぁでも血のつながりはないと言っても妹が付き合っていた男性が、
どんな人なのか知ってれば付き合わないと思うし、その男性の
親友と結婚しようとするだろうか?とは思うけれど。
シラニが自分ではなく親友のクナルを選んだのだから、
ダニーはシラニとクナルの幸せを願うのが愛だと思うけどね。
シラニも式の前にダニーとの事を言う必要なかったと思うなぁ。
クナルもショックだとは思うけど終わった事は仕方ないと思う。
わざわざしなくてもいい時に言わなくてもいい事を言って
かき回して面倒くさい事にして、最後はハッピーエンドかよっ!!
って感じだった。
エアインディアの機内のビジネスクラスあたりにバーカウンター
みたいなスペースがあったけど15年前ってあったの?
冬のロンドンは寒そうで男性陣が防寒服を着ていたのに、
女性陣がお腹を露出したインド服だったので気の毒だった。