2002年の作品、タイトルはヒンディー語で「天皇」。
インドに天皇はいないけれど・・・
1998年のアメリカ映画「ダイヤルM」に基づいている。
<ストーリー>
カラン(アクシェイ・カンナ)とプリヤ(アミーシャ・パテル)は
恋人同士でシンガニア(ボビー・デオル)の豪華なクルーズ船で
パフォーマンスをするためのダンスコンテストに出場するがジョジョ
(ジートゥ・ヴァルマ)の妨害で優勝できなかった。怒ったカランは、
ジョジョを殺してしまう。
カランのグループはクルーズ船に乗り、プリヤはシンガニアに
見初められてしまう。旅はマレーシアからシンガポールへ。
そしてプリヤの誕生日にシンガニアはプロポーズし、
プリヤは受け入れる・・・。カランに報告するプリヤ、
何故かカランは微笑み、愛していると言いながら抱き合う二人。
シンガニアはプリヤを自分の屋敷に連れて行き親戚に紹介し、
結婚が認められる。カランとプリヤがシンガニアの資産を狙い、
結婚と言う陰謀を企てた事を知ったカランのダンスグループの
一員であるハリーがカランをゆすってくる。カランがジョジョを
殺した事も警察に連絡すると言う。
プリヤはシンガニアグループの莫大な資産をも手に入れ、
貞淑な妻を演じ続けるが、シンガニアの一途な想いに耐え切れず、
考え事をしていて交通事故に遭う。カランはハリーを刺すが、
ハリーは息絶える前にシンガニアの留守番電話に自分とジョジョを
カランが殺したとメッセージを残す。
プリヤはシンガニアの一途な気持ちを知って彼を愛し始め、計画を
続けられないとカランに告げる。カランはハリーからの脅迫電話を
受けた芝居をうってプリヤにお金を調達させる。そしてシンガニアに
電話をかけプリヤはカランを愛していると告げ、密会の現場を見せる
ために呼び出す。プリヤは貴金属をカランに渡しに行き、その現場を
シンガニアが見て騙されていると思い込む。
恥をかかされたシンガニアは離婚では足らずカランにハリーの
メッセージを聞かせプリヤを殺すよう取引を持ち掛ける。
プリヤは一部始終を告白したテープをシンガニアの車に置く。
シンガニアはカランがプリヤを襲う時刻に電話をかけプリヤの
悲鳴を聞く。その後、カーステレオに残されたテープを聞き、
急いで自宅へ戻るが警察が死体の周りで現場検証をしていた・・・。
プリヤは生きていた・・・。死体となった犯人はカランが雇った
強盗だった。カランは犯人を殺してプリヤを助けていた。カランは
ジャイプルのカランの屋敷に行き、自分がプリヤを助けた話を
親戚に吹聴しシンガニアの親友だと説明していた。
そしてシンガニアがカランにプリヤの殺害を依頼しているビデオを
シンガニアに見せ、プリヤとの離婚と大金を要求する。シンガニアは
カランを殺して刑務所へ行く事を選びカランと対決する。カランは
シンガニアを助けに入ったプリヤを撃つ。そしてシンガニアをも
撃とうとするが・・・プリヤに撃たれる。
10m位の距離だったけどプリヤがカランの頭に当てたのは凄い!
しかも自分は左肩を撃たれてるし・・・。いつの間に射撃の訓練
してたんだろう? なぞ。
カランは悪党だなぁ。自分の欲望のためにいとも簡単に殺人を犯す。
またとっさに悪知恵が働くのも凄いなぁ。
インド映画ではお決まりの愛している芝居が本気になると言う、
パターンはここでも生きていた。