教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

京大、動物園と共同研究 「動物の心」知り、共存模索

2008年01月09日 14時21分13秒 | 受験・学校

 記事によりますと京都大学は、2008年4月に名古屋市の東山動物園などと連携し、人間が他の動物をもっと理解し、お互いに共存するにはどうしたらよいか、などを考える「野生動物研究センター」を設置する。海外では動物園と連携する大学の研究部門は多いが、日本では初めてです。。  京都市左京区にある吉田キャンパスに拠点をつくり、京大霊長類研究所・愛知県犬山市に所属するニホンザル野外観察施設の幸島、こうじま観察所・宮崎県串間市、下北研究林・青森県・下北半島なども移管する。同研究センターは、教授10人・京大の他部門との兼任5人を含むなど15人のスタッフで、7部門で発足する予定。  目玉は、動物園科学部門。京大霊長研准教授から2007年、名古屋市東山総合公園企画官に転身した上野吉一さん・動物福祉学が担当する東山動物園と連携することが決まり、動物園生まれの動物でも努力してエサをとるようにするなど、生き生きと暮らすための動物福祉などを共同研究する。関西の動物園にも打診している。動物の「心」を調べる比較認知部門、絶滅の恐れがある動物の研究を進める保全生物学部門もある。 「大学に付属植物園はあるのに付属動物園がないのはなぜか」との学内の声に触発され、霊長研の松沢哲郎所長や理学研究科の山極寿一・やまぎわ・じゅいち教授らが野外研究だけでなく、動物園の動物も視野に入れた研究を計画した。  ニホンザルやチンパンジーなどの霊長類のほかクマやシカ、ゾウなどを研究対象として考えている。京大の動物学研究の伝統的方法を使い、長期にわたって動物の社会を観察する。 山極教授は「動物園は野生を見る『窓』といえる。そこにいる動物の幸せを考えながら、その生理、行動、遺伝などを研究し、ヒトとの共存を考える拠点になればと思う」と話している。人間は、 動物から学ぶから事が多く、動物の生態も本当に分かっていないことも多いと聞きます。人間が霊長類のなかで一番優れていると思い勝ちですが。それは人間の驕りでしょうか。私がマンションに住んでいます時にベランダに鳩の夫婦が巣を作り雛が生まれましたが。雛が猫やカラスに襲われない様に冷たいコンクリートにピッタリお腹付けて寒い冬なのに一晩中寝ずの番をしていたのを亡き母感心して見ていました。私宅が引越し時一族郎党鳩が一列になり電線に止まり挨拶してくれました。人間まだまだ動物に教わることや動物の持つ忍耐強さも忘れてはならないと思います。最近理科離れが叫ばれていますが。子供達が動物園に行き動物に触れ、観察することは生きた生物学の勉強になるのではありませんか。最近家の外で遊ぶ子供達が少なくなり、外の植物を見たり、川に来る鴨を見ることも少なくなり、雄と雌との区別も付かない子供達や多くなっています。大学と連携し専門の動物学者や研究者から動物園のなかで、野外観察や授業を受ければ動物と人間の関わりや動物の生態屋行動も理解出来動物好きの子供達や動物に付いていろいろ学ぶことにより都会の子供達の動物への理解が深まるのでは無いでしょうか。実際に生きた動物から学ぶことにより、理科教育の基礎が出来るのではないでしょうか。人間が、自然を征服するのではなく、自然から学ことが大切なのではないでしょうか。自然の中で生きて来た動物から人間は学び、動物の実態を研究分析し、日本の動物保護を進めて欲しいと思います。人間と動物との触れ合いにより、子供達の心の病の解決も見出せないかと思います。昔から、人間は動物とともに暮らしてきたのですから。人間を含め動物との関わり合いを再認識し、現代の日本の環境が動物に及ぼす影響も考え、人間と動物との共存、共栄、共生を見つめ直して欲しいと思います。

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