教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

トップエリート育成へ新コース 河合塾が東京で設置

2008年01月28日 15時43分23秒 | 受験・学校

 ニュースによりますと日本を背負うトップエリートを育成する狙いで、大手予備校の河合塾本部・名古屋市は4月から、難関とされる東京大学と国公立大学医学部への進学に特化した専門コースをそれぞれ設置する。 河合塾によると、東京大学進学特化校舎、本郷校・東京都文京区、4月開校と、医学部進学専門校舎「麹町校」東京都千代田区の中に、数理専門塾エスイージー本部・東京都と業務提携をした定員40人程度の「プレミアムコース」をそれぞれ設ける。 提携では、両塾の持つ受験ノウハウなどを生かし、中学、高校教員の指導力強化プログラムの開発・提供、国際化した社会に通用する教科学力検定試験の実施なども併せて目指す。  東京大学に近い本郷校は、「知の聖地」と位置づけられ、河合塾経営企画部は「東大合格はもちろん、東大そのものを人生の通過点としてとらえ、世界貢献が果たせる人達の基盤作りをしたい」としている。 大手予備校河合塾は、「予備校の東大」を目指し、この18歳人口減少期を生き残る経営戦略を立てたようです。18歳人口の減少による受験者数の減少で、これから全国的に予備校間の生き残りを掛けた競争も激しくなると思います。予備校も現在の規模を集約し、校数も少なく為ると思います。大学も「冬の時代」に入ったと言われ大学倒産時代の到来は、イーコル予備校の倒産時代の到来でも有ります。各予備校間で、受験生の大学の合格実績数を巡り、激しい競争が繰り広げられると思います。18歳人口の減少による少子化時代にいかに受験生を確保するかが予備校の課題です。難関東京大学に合格者を多数出し、実績を上げ受験生を集めようと考えているようです。河合塾の創立者が、お医者さんと言うことも有り、医師への需要が減らず国公立大学医学部への志願者が今後も増えると判断した結果と思われます。河合塾は、18歳人口の減少による大学全入時代到来後は、私立大学よりも有名国公立大学への受験生が増えると調査に分析したの思います。日本の社会的格差の拡大で、所得格差が生まれ今後国公立大学への志願者は、減らないでしょう。東京での下宿生活は、受験生に取って家庭の経済的負担も大きくなると思います。

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