教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

南山大付属小、入学試験始まる 「ブランド力」に人気

2008年01月05日 20時02分19秒 | 受験・学校

新聞記事によりますと今年4月に開校する南山大学付属小学校の入学試験が1月5日に、名古屋市昭和区の南山大学名古屋キャンパスで始まった。愛知県内2校目の私立小学校で男女共学は初めてで、伝統校「南山」のブランド力と相まって注目を集めている。午前8時半に受け付けが始まると、受験生親子が緊張した様子で校舎内へ入っていった。試験は2日間にわけて実施。内容は非公表だが、試験時間は約50分。1日5回、50人ずつに分けて、個性や能力をみるという。  試験が終わると、受験した子どもたちは、保護者に手を引かれて会場を後にした。落ち着いた教育環境に魅力を感じているという30代の父親は「待っている自分の方が緊張した。子どもが笑顔で出てきたので少し安心したのですが」とほっと様子で話した。合格者は、1月26日、27日にある親子面接に望む。  南山小学校は、1学年3クラス90人の30人学級。初年度は新1年生から3年生を募集する。新1年生には455人、2年生には347人、3年生には387人の出願があった。 地元の有名大学・南山大学付属小学校ということもあり、早くから注目を集めた。2007年5月と7月に実施した学校説明会には計5780人、11月の入試説明会には計2802人の申し込みがあった。学習塾の対策講座も盛況で、名古屋市内に6校を展開する「名古屋セミナープラトンスクール」では昨夏以降、毎回100人以上の応募があり、講座数を増やして対応したという。  公立校離れを背景に全国的に受験の低年齢化が進んでいる。関西学院大学も今年の春、初等部の開校を予定している。関西大学が2010年の開校に向けて準備を進め、慶応大学も小中一貫校の新設を目指している。私立有名小学校のお受験の始まりです。公立小学校の学力低下や学級崩壊、いじめ問題で保護者の私立小学校への人気が高まっています。大学としましては、付属小学校を設けまして18歳人口の減少少子化による生徒確保を念頭に置いていると思います。今後附属大学を目指す教育方針なのか、 外部の難関国公立大学を目指す教育方針なのか大学の側の設置趣旨は今のところ分かりませんが。小学校からエスカレーター方式をはじめから望んでいる保護者には、附属小学校は最適な選択コースと思われます。附属大学以外に進学したくなった場合が問題で、外部の大学を受験する場合不利にならないかが心配です。大学全入時代到来後の生き残りを掛けた大学経営を考慮に入れて、他の有名私立大学も附属小学校の無いところは新しく設置するところが今後増えると思います。小学校のうちから生徒を確保して置きたいと考えている大学側の経営方針の表れと思います。

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