教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

ネット中傷 中高生中心に警察への相談急増 4年で3倍

2008年01月17日 13時48分02秒 | 受験・学校

 新聞記事によりますと警察庁のまとめでは、ネット上での名誉棄損や中傷をめぐる被害相談の件数は年々急増している。2002年は2566件だったが、2006年は8037件にのぼり、2007年1月から6月は前年同期比573件増の4202件だった。 特徴は、被害相談に中学・高校の女子生徒が目立ち、書き込んだ「加害者」もその知人が多いとみられることだ。恋愛のもつれやいじめがエスカレートしたとみられ、顔やスカートの中の写真を並べて掲載したり、集団で悪口を書き込んだりする悪質な事例もある。「ネットの手軽さから罪の意識が希薄で、内容も過激になりがちだ」警察庁担当者は言う。  一方、ネット上の書き込みに関連し、警察が名誉棄損容疑で摘発したのは2002年から2006年で毎年数十件で、07年1~6月も42件。このうち10件が中高生ら未成年者によるものだった。  なかなか摘発までいかないのは、「個人的なことには関与しない」と捜査に非協力的なサイト管理者もいることや、知り合いの被害者が今後の学校生活を考慮して処罰に後ろ向きな為と言う。  ネット上での悪質な書き込みなどについては、プロバイダー責任制限法に基づき、発信者についての情報の開示を要請できる。また、プロバイダーなどの団体が作る指針で、被害者らの申し立てで法務省が削除要請できる。法務省によると、2006年の申し立ては282件である。 元検事で、ネット大手ヤフーでの勤務経験がある落合洋司弁護士は「ネットの利用者は低年齢化しており、この種の相談や事件が増えるのは必然と言える。捜査機関の態勢拡充に加え、削除要請をする人とプロバイダーやサイト運営者との紛争を扱う裁判外紛争処理(ADR)機関を立ち上げ、簡易で迅速に紛争を解決する方法を整備する必要があるのではないか」と話す。 2007年1月から6月に全国の警察が名誉棄損容疑で未成年者を摘発した主な事例は次の通り。 〈事例1〉公式サイトとは別に、特定の学校の情報をやりとりするネット上の掲示板「学校裏サイト」に、塾の友人の実名を挙げ、「しね」「バリ・ブス」「あいつの顔を見たらはきそうになる」などと書き込んだとして、大阪府警察本部は昨年1月に、女子中学生・当時13歳を児童相談所に通告した。 〈事例2〉女子大生2人が知人の女子大生の顔写真や名前、メールアドレスをネットの掲示板に乗せ、「セフレ・セックスフレンドを大募集」などと書き込んだとして、徳島県警察本部が2007年5月に書類送検した。異性関係のトラブルが原因だった。  〈事例3〉中学3年の女子中学生・当時15歳が同級生を名指しし、「性病だ」などとネット掲示板に書き込んだとして、茨城県警察本部が2007年1月に摘発した。  〈事例4〉男子高校生・16歳が中学時代の同級生2人の実名を挙げ、「今後もエッチする約束をした」などとネット掲示板に書き込んだとして、大阪府警察本部が2007年1月に摘発した。 〈事例5〉女子中学生が、同級生の携帯電話のメールアドレスを載せて「させてやるけん、メールして」と投稿したとして摘発された。 インターネットでは、相手に顔も見えず、名前も本名を名乗らない為平気で人を傷つけるような言葉や相手を誹謗する文章を書き込めるのだと思います。インターネットで何をしても法律には触れないと悪質な書き込みが出来るのでしょうか。人間とし中学生であれ、自分書き込んだ言葉や文章に責任を持って下さい。日本は、法治国家です自分の取った行動に対して、責任と義務があります。ネットに書き込むのは自由ですが、相手の基本的人権を侵害したり、名誉を中傷、毀損するような言葉や文章を書き込むことは法律的に許されません。皆名誉毀損罪、刑法第二百三十条一項『公然と事実をてきじ摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無に関わらず、三年以下の懲役もしくは禁錮(きんこ・刑務所に拘置されること)又は五十万円以下の罰金に処する。』で処罰されることを知ら無いのでしょうか。法律に対する無知さを痛感します。学校でも『基本的人権の尊重』と言う立場から、インターネット時代に対応する為、悪質な嫌がらせや名誉を中傷したり、名誉毀損に当たる言葉や文章を書き込まない様に教育指導する必要があるのでは有りませんか。インターネット時代に対応する為に法律の専門家を招き学校で教えるべきです。インターネットでは、日本中どこに居ても瞬時に世界的な情報を得ることが出来ます。インターネットに相手を中傷、誹謗したり、名誉を傷つけたり、集団でいじめを誘発するような書き込みや猥褻行為に繋がるな書き込みを止めて、インターネットを自分の勉強や趣味、自分の将来の仕事や目標に繋がるような目的で利用して欲しいと思います。百科辞典以上の存在価値のあるものでは有りませんか。現代文明の優れた利器がもったいな過ぎる耀に思います。難しくて、奥の深いパソコンを自由に使いこなし、世の中の為になるように活用して欲しいと思います。法律的に規制することも必要ですが、インターネットを使う子供達の正しい認識と自覚も必要でしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする