教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

さいさんのコメント

2008年01月16日 12時21分33秒 | 社会・経済

☆さいさんのコメント皆様の為になればと思いまして、掲載させて頂きました。ご高覧下さい。さいさんのご許可無く掲載してすみません。お詫び申し上げます。

エントリー: 富田林の救急搬送遅れで聞き取り調査 消防庁と厚労省



『投稿されたコメント
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名前:さい
IP:58.90.240.88

コメントの内容
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米国のERの医療を本当に見た事がおありでしょうか?
日本では,医師法にある診療拒否の禁止があるため,日本の外来
診療でも,どんな患者さんでも診察していますが,米国の外来
では,とりわけお金の払えない患者は診療拒否をされるのが
当たり前です.そのため,ERは州法で診療拒否ができないため
患者が殺到するため,ERに人員をさいています.
それでも,ERで1時間待ち,ってのはあるんです.

 日本の救急病院は,まず人員が、米国と比べ物にならず弱体です.
 救急の専属の医師がいる病院はごく一部の病院であり,
病棟の患者さんの治療をしているかたわら,当直医師が片手間にみるしか,病院としてはヒトを雇うお金が無いのが実情でしょう.
 また,救急専属医師は非常に不足していますから人材確保も大変ですし,救急がこない時はそれらの医師を遊ばせておけるだけの金は,そのように救急病院に行政が投入すべきでしょうが,ほとんど投入されず,内科,外科,整形外科,脳外科といった専門分野の医師が,本来の業務の片手間にみるしかないのが現状です.

救急病院の取り消し,などすれば,おそらく大阪府に救急病院は
ほとんど無くなるでしょう.しかも,公的資金は市町村から
投入されてないに等しいものしかありません.
 医療費の抑圧政策を取り続ける限り,現状は全く変わらないと
思われますし,今後も診療拒否ではなく,診療不可能状態が続くと思います.あまりにも人的,物的資源が無さ過ぎますし,病院や医療従事者の個人努力の限界を大幅に超えています.

昨今,救急病院であるのに,夜中の外来と勘違いされ,
風邪,下痢があるから,と夜に受診される患者さんや数日前
から続いて変化していない症状を,昼間は忙しいので夜に診て欲しい,といった患者さんが急増してきているため,本来の救急以外
の患者さんを診るのに,病院側がおわれている状態もあります.

 とりわけ富田林周辺では,富田林病院から内科医師撤退し
通常の診療業務でさえ人的にも医師不足が起こっている地域
です.救急ではもっと逼迫するのが明らかになるのは当然では
ないでしょうか.

 死亡した患者さんには気の毒ですが,本来助かるはずがない
患者さんを頑張って医療従事者が治療している,ということがかなり多いように思われます.本来,もっと前に症状があったにもかかわらず放置していた,悪化しているにもかかわらず,昼間の受診
をしていなかった,といったケースです.


  早急に行政に,救急病院整備のために予算の大幅な投入が必要であると考えられますし,救急専属できるだけの医師の確保
ができるよう図っていく必要があると思われます.
 しかし,何より大事なのは,われわれ患者サイドからすれば,救急に駆け込まないですむように,日中の受診,健診を行うのが最も望ましい,と考えられます.』

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中高一貫校、高校の募集中止が続々 親和女子・高槻など

2008年01月16日 11時37分17秒 | 受験・学校

 記事によりますと高校からの外部募集を停止する私立の中高一貫校が、大都市圏で相次いでいる。少子化により学校間の競争が激しくなる中、早い段階で生徒を囲い込んで6年一貫教育で大学への合格実績を伸ばしたいという思惑と、中高一貫の内部進学者と高校からの外部入学者との間では授業の内容の進度に差があり、補習などの「二度手間」を嫌う風潮も有る。公立中学校からは「優秀な子が私立中学校に流れてしまう」との嘆きも聞こえが、今更 始まったことではないと思います。今時分言っても、時すでに遅しで、時勢の流れは私立の中高一貫校や国立大学附属中学校に変わっています。 大妻中野高校は、東京都中野区は2008年2月の入試から高校募集を停止する。かつて高校だけだったが「少子化が進み、早く募集しないとやっていけない」と1995年から中学募集を始め、中学校からの割合を増やしてきた。 創立120年の伝統を誇る兵庫県、神戸市の親和女子高校は、2006年春の入試から高校の募集を停止した。それまで45人を上限に高校から入学させて各クラスに振り分けていたが、内部進学した生徒に追いつく為には、放課後の補習をしなければ為らなかった。補習に出れば部活動に出にくく、他の生徒ともうち解けにくい。親和女子高校の中川俊二校長は「以前から補習が負担になっていた。6年間を通した教育こそアピールすべきだと判断した」と説明する。 高校募集をしない学校は「完全中高一貫校」とも呼ばれる。首都圏に約300校ある中高一貫校のうち70校ほど、関西2府4県の141校の1割以上にあたる17校が該当する。中学受験が盛んな兵庫県では完全中高一貫校が約3分の1の10校。  大手学習塾・日能研グループのNTS教育研究所によると、宗教系や大学進学で定評がある難関校では、中学のみの募集が元々多いが、ここ数年、中堅進学校が完全中高一貫校化。中学から優秀な人材を集めることで公立高の「滑り止め」から脱皮する狙いがある。首都圏では、「生き残り」がより厳しい女子校でその動きが目立つという。数年前まで定員割れが続いていた横浜富士見丘学園・横浜市もその一つ。「高校から女子校を選ぶ子は少ない」と分析し、今年度から中高一貫の究極の形である中等教育学校となった。豊岡稔校長は「中学で思うように集まらなくても高校があるという甘い思いは断ち切り、カリキュラムも一新した。これで失敗したらあとはない」と背水の陣で臨む。 大阪府の高槻高校・高槻市も2004年春から高校からの募集を停止した。入試担当者は「公立にも中高一貫校が増えて良さが広く認められるようになり、ニーズの高さを感じる」と言う。京都府・京都市の洛星高校が、2005年度に募集を停止した。  こうした動きに、東京都中学校進路指導研究会の関本恵一会長は「クラスを引っ張る優秀な子が私立に行ってしまうと、公立中はリーダーを育てるところから始めなくてはいけない」と話す。高校受験の選択肢が狭まる恐れのあることも懸念している。  関西の私立中入試は1月19日にスタートする。このうち、大阪、京都、兵庫の3府県では、小学6年生の9人に1人が受ける見通しで、受験率は昨春並みとなりそうだ。  日能研によると、2007年度の入試は京阪神の小6年生の約16万3千人のうち、11.4%にあたる1万9千人が私立を受験。2008年春の卒業生は減るが、ほぼ同じ割合で受ける見通しです。  東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県では、小6年生と6人に1人が私立・国立の附属中学校を受ける見通です。私立の有名中高一貫校も少子化による18歳人口の減少、生徒減少期を見据えて難関大学への合格数を上げる為中学校からの6年間の中高一貫教育で合格実績を上げ、中高一貫校間の激しくなる競争に勝ち抜こうと考えているのだと思います。今後増えていくと考えられますが。中高一貫校に高校から入った場合、カリキュラムの前倒しも有り一年分の遅れた勉強取り戻さなくてなりませんし、精神的負担も大きいと思います。学校も補習等で、学力の差を補完しなければ為りませんし大変です。公立校の滑り止めで入学しても後の勉強が大変です。国立や私立の有名小学校から、国立の附属中学校や有名進学中高一貫校を目指す学力も身に付けた経済的にも裕福な家庭の子供達の進学コースとなっている今日、学級崩壊やいじめ問題、学力低下を招いている公立中学校が敬遠されているのも現状です。私立高校高校も今後定員確保し、大学全入時代とチャイルド・ショックのサバイバル競争を生き抜くの為の学校経営の戦略と思われます。今後首都圏や大都市では、私立大学の系列に入る私立高校と難関国立大学を目指す私立中高一貫校の二つのパターンに分かれるのでは無いでしょうか。

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