教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

少年「塾で怒られ」 東京・品川の商店街連続切りつけ

2008年01月07日 14時54分20秒 | 受験・学校

警視庁の調べで、東京都品川区の「戸越銀座商店街」で12月5日に男女5人が切りつけられた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された東京都内の私立高校2年の男子生徒・16歳、品川区が事件前に「塾の先生に怒られてむしゃくしゃしていた」と話していることが分かった。この事件に使用した包丁は、事件直前に品川区内の100円ショップで購入したと説明している。警視庁は動機や事件に至る経緯を調べている。 荏原署などの調べでは、少年は塾に通っており、12月5日午前も塾に行き、講師から注意されたと話している。警視庁は、塾での出来事が事件の引き金になった可能性もあると見ている。少年は「人間関係のトラブルで悩んでいた」とも話している。  調べでは、少年は5日午後3時20分頃から数分の間に商店街を約200メートル移動しながら、文化包丁・刃渡り約15センチで次々襲い、女性2人に約10日間の怪我を負わせたほか、男女3人の服を切った。  この少年は当時、包丁2本を両手に持ち、1本を靴に差し込んでいた。いずれも同種とみられ、調べに対して「3本とも大井町駅近くの100円ショップで買った」と話している。  東京都品川区大井1丁目のJR・東急大井町駅前の商業ビルにある100円ショップの男性店長によると、事件直前の1月5日午後1時過ぎから2時ごろの間に、少年と見られる若い男が1人で来店し、中国製の包丁3本を購入した。応対した女性店員は「3本まとめて買ったので覚えている。不審な点は感じなかった」と話している。  JR大井町駅と事件現場は直線距離で約2キロである。警視庁は少年が電車か徒歩で移動したとみて足取りを調べている。 両親が警視庁に説明したところでは、この少年は数年前から精神科に通院しており、12月も薬の処方を受けていた。都内の私立高校に通い、長期欠席や問題を起こしたことは無かった。  警視庁は1月7日に少年を東京地検に送検する方針で、精神鑑定も検討する。この少年は、塾の先生に怒られたのではなく、叱られたのが正しいと思いますが。最近叱られたと怒られたの区別が正しく付けられていないと思います。怒られたのは、感情的になりどなりつけたことで、叱られたは、その注意する生徒に対して教育的観点から愛情を持って、その生徒の為を思い注意することである。塾の先生が注意されたのでは、怒られたことにはなりません。歌の文句にもありますように「叱られて」で、怒られたのでは無いと思いますが。言葉のやり取りや事実関係は分かりませんが。子供は、小さい時から両親がちゃんと褒めるだけではなく、良いこと悪いことを教え、両親が叱って置くべきです。子供への躾も大切です。高校生にもなって塾の先生に注意されても怒られたと考えるのは、大間違いで自分も反省すべきです。叱られたからと言って自分と関係の無い人達に包丁で切りつけ怪我をさせたり、服を切る事は言語同断です。自分のしたことへの反省心も無く、腹が立ったと、むしゃくしたと他人に転嫁し、当り散らす行為は許されません。非常識の極みです。100円ショツプでも未成年者には刃渡り15センチの文化包丁は、犯罪に使われる可能性もあるので売らないように対処して欲しいと思います。

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ひさしから転落続発 高校校舎、死傷事故20年で34件

2008年01月07日 12時43分43秒 | 受験・学校

新聞記事によりますと千葉県市民オンブズマン連絡会議の調べで校舎のひさしに下りた生徒が転落し死傷する事故が、千葉、埼玉、神奈川の首都圏3県の県立高校で20年間に少なくとも34件起きていたことが分かった。うち5件で生徒が死亡していた。事故が起きた校舎の多くは1970年代以降の生徒急増期の建設で、学校建築の専門家は「当時、全国各地で造られた可能性がある」と指摘する。千葉県教育委員会は、対策に乗り出した。 笠川さんが転落した教室。事故後、窓には乗り越え防止のバーが付いた。 連絡会議が1都3県の教育委員会に情報公開請求して事故報告書を入手。教職員組合「教育フォーラムちば」の記録も加えて集計した。 千葉県では1991年度以降、26件の事故があり4人が死亡。最近では昨年5月、船橋芝山高・船橋市で1年生が転落死した。埼玉県では1988年度以降、3件起き、うち1件で死者が出た。  神奈川県では2004年度以降、5件発生。昨年6月には、4階の教室にカギがかかっていたため隣の教室からひさしを伝って入ろうとした1年生が窓枠をつかみ損なって転落、大怪我をした。東京都立高では、この種の事故は報告されていない。 千葉県教委によると、県立高134校中、ひさし付き校舎はほぼ3分の2の87校。壁からの出っ張りは25センチ~1.3メートルだが、1メートル程度のものが大半を占める。1970年代から1980年代前半の生徒急増期に設けられた高校が多い。神奈川県でも、ひさし付きは1970年から1980年代の校舎が多い。 千葉県教委は、窓の位置が低い高校や、ここ数年の間に事故が起きて要望があった高校を中心に、窓を簡単に乗り越えられないよう手すり状のバーを順次設置している。 連絡会議幹事の柳沢孝平さんは「遅くとも2005年に続発した時対策を取っていればその後は防げた」と指摘。文部科学省は「ひさしの上には出るべきではない。手すり設置で対応し、あとは現場で指導することが大事だ」と話している。これはれっきとした学校事故です。文部科学省の責任というより千葉県の管理責任があると思います 。早急に校舎のひさしから落ちないように安全対策を立てて下さい。危険性があるのに長年放置していたのは問題ではありませんか。文部科学省も今後学校で怪我人が出ない様に全国調査と校舎の点検を実施し、全国の高校の校舎に安全対策を施すべきです。千葉県の管理不行き届きと管理者としての責任と義務があると思います。高校の中で起こった事故ですから、学校事故として、亡くなった生徒や怪我をした生徒に千葉県は、補償して欲しいと思います。

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