◆ロシアのプーチン大統領が2月6日、冬のオリンピックの開幕を控えたロシア南部のソチで中国の習近平国家主席と首脳会談に臨んだという。
こういうときの両国マスメディアの報道については、用心して受け止めなければならない。ロシア、中国ともに欧米諸国のような自由・民主主義が成熟した国々のマスメディアとは違って、政府の影響力が強い。とくに中国には、いわゆる「言論の自由、報道の自由」というものがない。新聞、テレビの記者は、政府主催の研修会に強制的に出席を命じられて、研修後に試験を受け、合格しなければ「免許」を交付されない。だから、「共産党1党独裁北京政府」の方針や意向に反するような言論や報道は、厳しい検閲を受けて封殺される。このため、表向きの言論、報道を真に受けることはできない。
このことを十分に承知して、プーチン大統領と習近平国家主席と首脳会談内容に関する中国側からの報道を検討する必要がある。
◆NHKは「中国国営の新華社通信は『プーチン大統領が《日本の軍国主義が中国などアジアの人々に対して犯した重大な犯罪行為が忘れられてはならず、ロシアは中国と共に第2次世界大戦と中国の抗日戦争勝利70年の記念活動を成功させたい》と述べた』と伝えました」と報道している。
新華社通信の報道の仕方は、中国北京政府が、世界各国に配置している大使館の大使に「反日宣伝」を行わせている路線に合わせて、わざわざ「第2次世界大戦と中国の抗日戦争勝利70年の記念活動を成功させたい」と実に敵意剥き出しにした嫌みたっぷりである。
これに対して、ロシア大統領府のレクチャーを基にした報道は違っている。「ロシア大統領府
も『両首脳が会談の中で、来年の第2次世界大戦勝利70年の記念行事に向けた準備で協力していくことについて触れた』と明らかにしました」と報じている。プーチン大統領が
本当に「日本の軍国主義が中国などアジアの人々に対して犯した重大な犯罪行為が忘れられてはならず、ロシアは中国と共に第2次世界大戦と中国の抗日戦争勝利70年の記念活動を成功させたい」と述べたかどうかは、不明である。
プーチン大統領は、ソチ・冬季オリンピック開催式出席のためソチ入りした安倍晋三首相と2月8日、日ロ首脳会談を行う。その直前にわざわざ失礼な「嫌味な発言」をするとは考えられない。新華社通信が、「捏造報道」を行った可能性の方が大である。
◆世界支配層(主要ファミリー)は、プーチン大統領に、中国北京政府の習近平国家主席、韓国の朴槿恵大統領と個別に行う首脳会談のなかで、日本、中国、韓国3国など東アジアの関係について重要な調整を行うよう依頼しているので、プーチン大統領が、これに応えて、しっかりと調整する発言をしているはずである。
だが、これは日本、中国、韓国3国など東アジアの関係についてのいわゆる「秘密事項」に関わる調整であるが故に、ロシア大統領府がレクチャーするわけがない。
世界支配層は、プーチン大統領にもう1つ依頼していることがある。それは、プーチン大統領が日本から「天皇家の金塊」が生み出す富の分配を受ける立場になっているので、習近平国家主席と朴槿恵大統領にその意義と目的について、よく説明して理解してもらうことである。
日本のマスメディアは、世界が米国、英国、ロシアなどの大国によって動かされ、回されているといまだに思い込んでいる。だが、現実は大きく様変わりしている。それは、国際金融について、いまや日本が実権を握り、日本が中心になって動き、回っているということである。「世界支配権を掌握した金塊大国・日本の使命と役割」に世界銀行、エリザベス女王、ジェイコブ・ロスチャイルドが大きな期待を寄せているのだ。
【参考引用】NHKNEWSWebが2月7日午前4時15分、「中ロ首脳 シリア問題などで連携を確認」というタイトルをつけて、以下のように配信した。
「中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が、冬のオリンピックの開幕を控えたロシア南部のソチで会談し、シリアやウクライナの問題で緊密に連携していくことを確認しました。習近平国家主席は6日、ことし初めてとなる外遊先として、オリンピック開幕を翌日に控えたロシアのソチを訪れ、プーチン大統領と会談しました。会談の冒頭で、プーチン大統領は『中国全土が旧正月の春節を祝っているときに来てくれた』と述べて習主席の訪問に感謝したうえで、『ことしは両国の間で5回の首脳会談が予定されており、私たちの政治対話は発展している』として、中ロ関係を評価しました。習主席も『中国では、友人が祭日を迎えるときは会いに行って祝うのが習慣だ』と述べ、アメリカやフランスなど欧米各国の首脳が、ソチオリンピックの開会式に欠席するのとは一線を画して、友好関係を強調しました。ロシア大統領府によりますと、会談で両者は、シリアやウクライナ問題などで緊密に連携していくことを確認したほか、プーチン大統領がことし5月に上海を訪問することで合意しました。一方、中国国営の新華社通信は『プーチン大統領が《日本の軍国主義が中国などアジアの人々に対して犯した重大な犯罪行為が忘れられてはならず、ロシアは中国と共に第2次世界大戦と中国の抗日戦争勝利70年の記念活動を成功させたい》と述べた』と伝えました。ロシア大統領府も『両首脳が会談の中で、来年の第2次世界大戦勝利70年の記念行事に向けた準備で協力していくことについて触れた』と明らかにしました。ただ、プーチン大統領が、新華社通信が伝えたように『日本の軍国主義』に言及したかどうかにはコメントしておらず、いわゆる歴史認識の問題で日本に対して批判を強める中国に現時点で同調せず、抑制した姿勢を示しています」※Yahoo!ニュース個人
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」北京政府が保有の「米国債4000兆円分」を支払い能力のない米国に代わり、日本が引き受けるハメになる ◆〔特別情報①〕
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