◆亡国の民と言われてきたユダヤ民族(スファラディ系、アシュケナジー系)の「安住の地」をめぐる動きが、このところ活発化している。
スファラディ系は、中世にイベリア半島(スペイン、ポルトガル)に住んでいたユダヤ人の子孫を指す。1492年、イベリアに残る最後のイスラム政権を滅ぼしたスペインによる大規模な排撃で、その多くが南ヨーロッパや中東、北アフリカなどのオスマン帝国の領域に移住し、少数ながら、オランダやイギリスにも移り、21世紀に至っている。
アシュケナジー系は、ユダヤ系のディアスポラのうちドイツ語圏や東欧諸国などに定住した人々、およびその子孫を指す。
スペインがいまから522年前の1492年に迫害・追放したスファラディ系ユダヤ人に「市民権復権」ことを決めたという。
大航海時代、ムーア人の最後の拠点であったグラナダが1492年1月2日に陥落、スペインのイサベル1世の支援を得たコロンブス(イタリアのジェノヴァ出身の探検家・航海者・コンキスタドール、奴隷商人)がキリスト教世界の白人としては最初にアメリカ海域へ到達した。この年、スペインでは「国土回復運動」が完了しイスラム勢力が一掃された。ユダヤ人も弾圧され、改宗か追放かの選択が迫られた。改宗しなかった人々は、追放処分を受けて祖国から逃げた。改宗した「新キリスト教徒」は「マラーノ」(豚という意味)と呼ばれて、常に蔑視と異端審問の恐怖の生活に身を置いてきた。
◆世界支配層(主要ファミリー)は、イスラエル人であるユダヤ人(アシュケナジィ―系)を中国東北部(旧満州)に建国する「ユダヤ人国家=ネオ・マンチュリア」に大移住させる計画を進めている。パレスチナとの紛争が続き、ユダヤ人「安住の地」を確保するのが目的である。聖地エルサレムパは、国連の管理下に置く。
中華人民共和国遼寧省の省都・瀋陽市(人口は810万人で東北地方最大の都市)一帯には、ユダヤ人が多数居住している。
中国東北部(旧満州)に「ユダヤ人国家」を建国する計画は、大東亜戦争開戦前から存在していたことについては、このサイト(有料)で以前に述べたことであるが、あえて以下、その一部を紹介しておこう。
1938年2月、ナチス・ドイツの迫害から逃れた100~200人のユダヤ人難民の第1陣がシベリア鉄道でソ連側にあるオトポール(満州国最北端・満州里駅近く)に到着。ソ連に受け入れを拒否されたため満州国への入国を強く希望した。
だが、満州国にも拒否されたため、極東ハルビン・ユダヤ人協会の幹部らは、大日本帝国「関東軍」の特務機関長・樋口季一郎少将にユダヤ難民を救うように懇請した。樋口季一郎少将はハルビンで満州のユダヤ人を助け、第1回極東ユダヤ人大会開催の支援を行っていた。この同志に陸軍士官学校同期の安江仙弘大佐(陸軍随一のユダヤ専門家、満州にユダヤ難民の安住の地となる「ユダヤ国家」を建設する「河豚計画」の提唱者で有名、ソ連軍侵攻を受けて、シベリアに送られて病死)がいたのである。
◆樋口季一郎少将は、満州国建国の「五族協和」理念からこれを人道問題と受け止めた。ユダヤ人難民を救う決断をし、満州国外交部に働きかけ、松岡洋右満鉄総裁にも折衝し、難民を特別列車でハルビンまで受け入れることを認めさせるとともに、関東軍参謀長の東條英機中将に「参謀長、ヒットラーのお先棒を担いで弱いものいじめをすることは正しいと思われますか」と説得。すると、東條英機中将は、「当然、人道上の配慮によって行わなくてはならない」と受け入れを認めた。この寸前、ドイツ外務省が満州国によってユダヤ人難民大量受け入れられたとの情報をキャッチし、日本政府に強硬抗議を行ってきていた。この抗議は東京から新京の関東軍司令部にすぐ伝えられたが、東條英機中将は、これを一蹴したのである。
安江仙弘大佐は、ユダヤ人を公正に遇する「ユダヤ人対策要綱」制定に際し、板垣征四郎陸軍大臣に働きかけていた。板垣征四郎陸相は「我国は八紘一宇の国である。ユダヤ人だからといって、特定の民族を差別することはできない」と決議を実現している。難民は、その後も増え続け、1941年ごろまでに累計5000~6000人に上ったと見られている。
◆ユダヤ人を助けた日本人としては、外交官・杉原千畝(1900年1月1日~1986年7月31日)が、有名だ。「日本のシンドラー」と呼ばれている。第2次世界大戦中、リトアニアのカウナス日本領事館領事代理(1939年7月20日~1940年9月11日)に赴任していた。ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情し、外務省訓令に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6000人にのぼる避難民を救った。しかし、1947年6月13日、岡崎勝男外務次官から退職通告書が送付され、6月7日に外務省を依願退職、晩年は、不遇だった。
だが、1985年1月18日、イスラエル政府より、多くのユダヤ人の命を救出した功績で日本人では初で唯一の「諸国民の中の正義の人」として「ヤド・バシェム賞」を受賞した。
これには、日本外務省は、かなり困惑したという。杉原千畝を訓令違反で退官に追い込む処分をしていたのと、ユダヤ人を助けた東條英機元首相が、極東軍事裁判の判決に従い、GHQにより絞首刑に処せられていたからである。日本政府が、公式に杉原千畝の名誉回復したのは、21世紀も間近の2000年10月10日になってのことだった。
しかし、ユダヤ人を大量虐殺したドイツ第3帝国(1933年1月のヒトラー内閣の成立で始まり,1945年5月の第2次世界大戦におけるドイツの敗北によって崩壊)のナチスのアドルフ・ヒトラー総統と同列視して東條英機元首相を憎むのは、大きな間違いである。
それは、満州国関東軍参謀長(中将)時代、東條英機は、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人難民を多数保護し救ったという歴然たる事実があるからである。
軍国主義下で、日本の軍部が、欧州で迫害されていたユダヤ民族を保護し、救出していたという事実である。何とその立役者の1人が、「靖国神社」問題で日本国民の多くばかりか、中国、韓国などで嫌われ者になっているあの「東條英機元首相(陸軍大将)」だったというから、驚きであり、ややこしい。
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」韓国の朴槿恵大統領が「韓国消滅の罠に嵌る」のを恐れ、ソチ・オリンピック開催式出席をすっぽかした
◆〔特別情報①〕
韓国の朴槿恵大統領が、ロシアのソチ冬季オリンピック開催式(2月7日)出席をすっぽかしていたことが判明した。プーチン大統領との首脳会談も予定されていたのに、これキャンセルしていた。次期冬季オリンピックは2018年に韓国・平昌(ピョンチャン)で開催されるので、プーチン大統領ばかりでなく各国首脳陣にも挨拶しておくべきであった。にもかかわらず、折角の機会をみすみす逃してしまっている。それどころか、世界支配層(主要ファミリー)が、プーチン大統領に依頼していた「日本、中国、韓国3国など東アジアの関係について重要な調整」も不発に終わっている。韓国のマスメディアは、こぞって「朴槿恵大統領は、一体何を考えているのか」と批判の矢を浴びせている。
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第27回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年3月8日 (土)
「世界支配権を掌握した金塊大国・日本の使命と役割」
~世界銀行・エリザベス女王、ジェイコブ・ロスチャイルドの期待【お知らせ】
板垣英憲の新刊が発売されました
板垣英憲の最新著書 「ロスチャイルドの世界派遣奪還で日本の《政治・経済権力機構》はこうなる」(ヒカルランド刊)
■NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ―新帝王に小沢一郎が指名され、旧ロックフェラー派は大粛清、しかし日本は消費増税分の大半を上納しなければならない詳細はこちら→
ヒカルランド 板垣英憲の最新著書 「TPP本当のネライ~あなたはどこまで知っていますか」(共栄書房刊) 全国書店で発売中 定価(本体1500円+税)
■TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか2013年9月刊
まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき
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『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』(1994年1月5日刊) 目次【第六章】翼賛政治家・近衛文麿の亡霊 ②
スパイ・ゾルゲの暗躍と細川家の迂關 第三次近衛文麿内閣が退陣した後、大変なことが発覚した。ソ連人・ゾルゲによるスパイ事件である。
まず、一九四一年(昭和十六年)十月十五日、近衛首相のブレーンとして近くにいた朝日新聞記者・尾崎秀実が、国際スパイの嫌疑で検挙された。尾崎の自供などから十八日には、ゾルゲらのスパイが検挙されたのである。いわゆる「ゾルゲ事件」である。
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