◆朝日新聞2月14日付け朝刊「16面=オピニオン面」に掲載されている「針すなおさん」の漫画(日本結党の上に、安倍晋三首相、その背後で韓国の朴槿恵大統領と米国のオバマ大統領が手を軽く組んでダンスをしていて、安倍晋三首相が仲間外れになっている図)に「韓米ペア」「疎外感」というキャプションがつけられている。
これは、オバマ大統領が4月22日から1泊2日の日程で滞在し、その後、韓国を訪問するのを皮肉った漫画だ。日本側は国賓(閣議決定によって最も手厚い国賓は、元首に対して12人までの随員とともに3泊4日の国内滞在経費を政府が負担。天皇陛下は、国賓に対して御料車=天皇専用の自動車=を提供し、迎賓館での歓迎式典、皇居・宮殿での会見、歓迎晩さん会、迎賓館でのお別れ訪問を行う)として招き、厚く招きたい意向。だが、「1泊2日」の日程ではタイトすぎる。それでも「1泊2日での国賓待遇も可能」としていて、ホワイトハウス高官は「国賓待遇にするかどうかは日本が決めることだ」と話しているという。しかし、米国国務省には、黒人であるオバマ大統領を国賓として送り出し、天皇陛下主催の「歓迎晩さん会」に出席させたくない「隠された特別の理由」がある。
◆それはともかく、日本のマスメディア多くは、米国のケリー国務長官が日本を素通りして、2月13日に韓国を訪問して朴槿恵大統領と尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談、その後、14日に中国入りし、2日間の滞在中、習近平国家主席と会談、そのうえ、オバマ大統領が4月22日に訪日する日程が「わずか1泊2日」では、「あまりにも日本軽視すぎるのではないか」と受け止めている。「針すなおさん」の漫画は、このマスメディアの空気を反映している。
しかし、安倍晋三首相は、この漫画が、「韓米ペア」「疎外感」とキャプションをつけているように、本当に「疎外感」を抱いているのであろうか。実際は、「村八分は有難い」のだ。安倍晋三首相は、米韓蜜月関係で「第2次朝鮮戦争」仲間から外されて助かっているからである。
日本民族は、「村共同体」で長く暮らしてきたなかで「村八分」を極度に恐れる民族性が身に沁みついてきた。だから、個人主義が浸透している現在でも、「仲間外れ」されるのを恐れてしまう傾向が強い。この漫画は、こうした心理を反映しているとも言える。
もちろん、日本民族の一員である安倍晋三首相にも、「村八分」「仲間外れ」を恐れる心情はあるであろう。だからと言って、「第2次朝鮮戦争」が起こるかもしれない危機が迫っている現在、米国のオバマ大統領やケリー国務長官らが「日米韓の結束強化」を望んでいることに「同調すること」から「仲間外れこと」で、簡単に「疎外感」を抱いていると断定するのは、あまりにも早計すぎる。
◆安倍晋三首相が、「第2次朝鮮戦争」の危機を目前にして、「日米韓の結束強化」に「同調」すれば、一旦緩急の時、陸海空3自衛隊が、即「戦争に巻き込まれる」ことになる。「金欠病」のため「大戦争」に参戦できなくなっている米国のオバマ大統領やケリー国務長官らは、陸海空3自衛隊の参戦を大歓迎するだろう。
だが、朴槿恵大統領と尹炳世(ユン・ビョンセ)外相らは違う。「日本の介入」には、生理的に拒否反応を示している。南スーダン派遣中の韓国軍が、「1万発の銃弾提供」を現地の陸上自衛隊に要請し、これに応じた件で、朴槿恵大統領と尹炳世(ユン・ビョンセ)外相らは
露骨に「迷惑顔」をして、直ぐ様「1万発の銃弾」を返却してきた。
オバマ大統領やケリー国務長官らは、日韓関係が悪化しているのは、日本側の「歴史認識」「慰安婦」「安倍晋三首相の靖国神社公式参拝」などが最大の原因だと思い込んでいる。だが、それは実におめでたい思い違いである。「歴史認識」「慰安婦」「安倍晋三首相の靖国神社公式参拝」などが解決したからと言って、日韓関係が改善するわけがないからである。
朴槿恵大統領が、「千年の恨み」と言って未だに根に持っているは、「大日本帝国が1910年8月29日に韓国を併合し、大東亜戦争が終結した1945年8月15日までの35年間統治した」ということだ。「朝鮮民族のプライドがズタズタに傷つけられた」と恨み骨髄なのである。どのような経緯から、日韓併合が行われたのかは、もちろん、朴槿恵大統領や尹炳世(ユン・ビョンセ)外相らは、よく知っている。「米国が大日本帝国に韓国を併合させた」という「密約」も百も承知だ。本来は、「米国を恨む」べきなのに、超大国には弱い。それだけに「日本が憎い」のである。
そして、何よりも日本は、いかにオバマ大統領やケリー国務長官らからの強い要請があろうとも、「第2次朝鮮戦争」に介入してはならないのは、言うまでもなく、一切関わりを持ってはならないのである。韓国から再び「千年の恨み」を買うべきではない。戦争は、韓国と米国の問題であることを忘れてはならない。日本は「仲間外れされるのが、最善最上の道」である。
◆日韓併合の経緯については、このサイトで何度も記述してきた。いま一度、整理して述べておこう。
ロシアが、ピーター大帝が進めた「東方政策」(ウラジオストック=東方を侵略せよ、という意味)を「南下政策」に転じて、満州から朝鮮半島に向かい、大日本帝国との間で、軍事衝突しそうになっていたころ、米国は、海軍兵学校のアルフレッド・マハン校長が著した兵学書「シーパワー(海上権力論)」に沿って、太平洋戦略と対ロシア極東戦略、朝鮮半島戦略を進めていた。1898年4月20日、米西戦争(同時多発戦争)勃発、12月、パリで講和。スペインは、フィリピン、プエルトリコ、グアムを割譲。1904年2月、日露戦争勃発。
1904年7月、米国タフト国務長官(後の大統領)が、日本の桂太郎首相との間で、秘密裡に協定を結ぶ。その内容は「米国がフィリピンを占領、支配する代わりに、米国は、日本が朝鮮半島を支配することを認める」というものであった。タフト国務長官は、フィリピン各地で米国支配に反対する抵抗運動が頻発していて、これを鎮圧するのに手間取り、朝鮮半島を支配する余裕がなかった。このため、日本に朝鮮半島支配を依頼したのであった。当時のセオドア・ルーズベルト大統領は、演説のなかで、こう力説した。
「日本による野蛮国・朝鮮の解放は、人類にとって幸福になるばかりか、それは、White burdenならぬYellow burdenを担う日本の明らかな運命・Minifist Destinyではないのか。ましてこれに対する一撃すら与えることもできない無能で野蛮な民族、集まれば争い分裂することを事にしている朝鮮人、仮に統一国家が形成できたにせよ、朝鮮がアジアにおいて、何の脅威にもならない、と判断した」
セオドア・ルーズベルト大統領は、このころ「満州国に新国家建設」(ユダヤ人国家建設)を構想していた。
朝鮮側は、朝鮮王国がワシントンに派遣した李完用(後に総理大臣)が、交渉に当たり、日韓併合を受け入れて、1910年8月22日に、米国の強い要請でもあった韓国併合条約が漢城(現在のソウル特別市)で寺内正毅統監と李完用首相により調印され、同月29日に裁可公布により発効、大日本帝国は大韓帝国を併合した。以後35年にわたり、大日本帝国による支配が続いた。
大日本帝国が、武力により朝鮮半島を勝手に侵略して、支配したわけではない。これが、「日韓関係の正しい歴史的事実」であり、両国民は、「正しい歴史認識」を持たねばならないのである。韓国マスメディアや韓国政府が、「歪曲」して喧伝しているような歴史認識は、間違いである。
しかも、大東亜戦争終結後、69年が経過しようとしているのに、朝鮮では、セオドア・ルーズベルト大統領が100年以上も前に演説したように「無能で野蛮な民族、集まれば争い分裂することを事にしている朝鮮人、仮に統一国家が形成できたにせよ、朝鮮がアジアにおいて、何の脅威にもならない」という情けない状況が、未だに続いている。まったく気の毒な民族だ。日本を「歴史認識」「歴史教科書」「靖国神社」問題で日本を追及し、「言いがかり」をつけて、いつまでも「乞食外交」を続けるよりも、朝鮮民族は、一刻も早くきちんと朝鮮半島を統一して、「文明国」に成長すべきであろう。安倍晋三首相は、「何を言われても、脅されても、もう舌も出したくない」と決意しているのだ。
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」「偽物だらけの中国」習近平指導部が、「中華民族の偉大な復興」キャンペーン、「体制崩壊の前兆」か ◆〔特別情報①〕
「偽物だらけの中国」で共産党1党独裁北京政府の習近平指導部が、「社会主義の核心的価値観」として「富強、民主、文明(礼節ある振る舞い)、和階(融和)、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業(勤勉)、誠信(誠実)、友善(友好)」の12のキーワードを掲げて、「中華民族の偉大な復興」を目指すキャンペーンを始めたという。朝日新聞が報じた。だが、このキャンペーンが、体制維持のため「人民を騙す策謀」なのか「体制崩壊の前兆」なのか、多くの人民が、冷ややかな疑惑の眼で習近平指導部を見上げているという。
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第27回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成26年3月8日 (土)
「世界支配権を掌握した金塊大国・日本の使命と役割」
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まえがき
第 1 章 TPPとアメリカの食糧支配
第 2 章 TPPの最大のネライは保険だ
第 3 章 TPPで日本医療界への食い込み ―― 国民皆保険制度の崩壊
第 4 章 TPPで雇用はどうなる ―― 解雇自由の法制化
第 5 章 米国「軍産協同体」が防衛省を食い物に ―― 米国の肩代わりをする「国防軍」の建設
第 6 章 米国が日米事前協議で日本政府に強い圧力をかける
第 7 章 日本のTPP参加に向けての経緯
あとがき
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『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』(1994年1月5日刊) 目次【【第五章】いつも一流だった武芸・学問の師 ③
幕末三大テロリストによる軍学師範 宮部鼎蔵(一八二〇年~一八六四年)は、肥後国田城村に生まれた。家業の医師を嫌って伯父の家を継いだ。山鹿流軍学を伯父に学び、熊本藩の軍学師範となった。