教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

李克強を通じて発せられた習近平の外交攻勢に安倍首相は正しく対応できるか

2015年03月16日 21時18分52秒 | 国際・政治

 

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2015年03月16日

 

 かくも早いタイミングで、しかも全人代閉幕直後の記者会見という世界が注目している場面で、習近平の中国が安倍の日本に決断を迫るとは思わなかった。

 

 もちろん、3月15日の李克強首相の安倍談話に対する中国側の立場表明のことである。

 

 あの記者会見は村山談話を引き継げという前段ではなく、日中関係改善に期待するという後段にこそ重要な意味があるとみるべきだ。

 

 村山談話を引き継いでくれるなら、その時点で過去の問題を終わりにし、その後は未来志向で行こう、自分は責任を持って日中関係の改善に努力する、こう言っているととるべきだ。

 

 そして私が安倍首相なら、それに見事に応える。

 

 たとえ自らの信念に反しても、国と国民の為に最善の策を選ぶ。

 

 これが、国の命運を握る指導者の器量というものである。

 

 そしてそれは安倍首相の為でもある。

 

 もちろん、今の安倍首相には日中関係以外にも取り組むべき難問は山ほどあり、そのいずれもが彼では正しく解決出来そうもないものばかりだ。

 

 しかし、その中でも、喫緊の最重要外交課題である日中関係を改善させたなら、政権に弾みがつくだろう。

 

 安倍首相は今後末永く続くであろう良好な日中関係のきっかけを築いた首相となり歴史にその名を残す事になる。

 

 しかし結論からいえば、そうならないだろう。

 

 今の安倍・菅コンビと取り巻き連中、そしてそれに追従するこの国のメディアは、このメッセージの意味を正しく理解できそうもないからだ。

 

 安倍政権は、この季克強首相を通じて発せられた習近平主席の安倍首相に対するメッセージを、安倍談話へのいつもの牽制であるとしか見ない。

 

 そしてまたメディアもそうしか書かない。

 

 私の想定外だったのは、習近平がこの重大なメッセージを公開の場で行った事だ。

 

 私は、この重大なメッセージは、極秘裏に、日本から訪中する安倍側近政治家たちを通じて、安倍首相に伝えらのだろうと考えていた。

 

 なぜならば、もしそれが公表されれば、安倍首相は追い込まれる。

 

 習近平にここまで言われて、やすやすと応じたなら安倍応援団に非難されるから出来ない。

 

 その一方で、たとえ戦略的発言であるにしても、ここまで習近平の中国が正論を言い、そして譲歩の姿勢を見せたのに、それでも安倍首相が拒否すれば、その時こそ安倍首相は世界から批判されることになるからだ。

 

 その一方で、習近平主席もまた大きなリスクを負うことになる。

 

 ここまで譲歩しておきながら安倍首相にそれを拒否されれば面目丸つぶれだからだ。

 

 いきおい日中関係を更に悪化せざるを得なくなる。

 

 それは習近平主席にとっても決して本意ではないはずだ。

 

 と、ここまで書いて来て、これはひょっとして、安倍首相訪米を前にして習近平主席が安倍首相と米国に仕掛けて来た外交攻勢ではないかと思ったりする。

 

 それならなおさらだ.

 

 安倍首相には正しい対応が求められる。

 

 果たして安倍首相はこのチャンスを活かせるか。

 

 それとも千載一遇のチャンスをピンチにしてしまう愚をおかすのか。

 

 けだし見ものである(了)

 

2015年03月15日

アジアインフラ投資銀行(AIIB)へ英国が参加表明した衝撃

 

 

 きのうときょう(3月14日、15日)の各紙が、中国主導のいわゆるアジアインフラ投資銀行(AIIB)に英国が参加を表明したという記事を一斉に掲載している。

 

 おそらく今後もこの動きに関する報道が続くだろう。

 

 それほど、いまの国際政治、国際経済に影響を及ぼす衝撃的なニュースであるということだ。

 

 私が衝撃的と書いたのは、もちろん中国の影響力がここまで大きくなったという事実だ。

 

 しかし、もっと驚いたのは米国と日本がこれに強く反対したという事だ。

 

 それにもかかわらず英国は参加し、後にその他の主要国も後に続くだろうと報じられていることだ。

 

 情けないのは日本政府だ。

 

 米国に追随して怒り狂っているという。

 

 こんなものはうまく行かないと言わんばかりに不参加を表明している。

 

 またもや中国に喧嘩を売っている。

 

 しかし米国はそのうち態度を軟化させるだろう。

 

 いつものように梯子を外されるのは日本だ。

 

 そしてその時はもはや誰も日本を相手にしないようになっているに違いない。

 

 それにしてもと思う。

 

 日本はかつてアジア金融危機の時、アジア諸国を救済してアジアを円経済圏にしようと宮沢蔵相や大蔵官僚が動いた時があった。

 

 そして米国に怒鳴られ、あっけなく断念した。

 

 それに比べて中国はどうか。

 

 米国にいくら妨害されても動じない。

 

 中国との関係を重視する米国は、不本意であっても決定的対立を避け、妥協せざるを得ない。

 

 これが対等な主権国家の間の真剣な外交のせめぎ合いである。

 

 もはや日本も自主外交を真剣に模索する時だ。

 

 米国に従属していればいいという時代は音を立てて崩れ去ろうとしているのがわからないのか(了)

 

引用元 www.amakiblog.com

 

 

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通信途絶で救助難航=サイクロン直撃から「72時間」―バヌアツ

2015年03月16日 19時59分48秒 | ニュース
 
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2015年3月16日(月) 17時31分掲載

 

 【シドニー時事】超大型サイクロン「パム」が13日夜に直撃した南太平洋の島国バヌアツで、捜索・救助活動が難航している。生存率が急激に下がるとされる「被災から72時間」を迎える中、多くの離島とは通信や交通が途絶し、被害の全貌も分からない。NGO関係者らは、初動の遅れに焦燥感を募らせている。(時事通信)

大自然の脅威には、人間どうしょうも無く、為すべきことが有りません。日本だけではなく 地球の自然環境が狂っていると思います。スーパーの魚売り場に並んでいるマグロの刺身の産地表示にバヌアツ産と書いてあり直ぐに思い出しました。

 

 

 

 

 

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