教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

ニュース 仕事術 「誰でもいい仕事」でなく「自分だけの仕事」を。ふんどし社長が鬱病になって気づいたこと

2015年12月24日 21時43分32秒 | デジタル・インターネット




「誰でもいい仕事」でなく「自分だけの仕事」を。ふんどし社長が鬱病になって気づいたこと

12月21日 12:11リクナビNEXTジャーナル

「SHAREFUN®(しゃれふん)」をご存知だろうか。数々のメディアに取り上げられ、今話題のこのSHAREFUN®は、その名の通り“おしゃれなふんどし”という、ユニークな商品だ。




SHAREFUN®の仕掛人は、中川ケイジさん。いまでは「世界一のふんどし社長」と呼ばれる中川さんだが、会社員時代に鬱病を発症し、一念発起して起業したという経緯がある。

窮地に追い込まれた中川さんは、どのようにして“ふんどしをおしゃれにしてみよう”という思いに至ったのだろうか? 人生の苦しい時期の乗り越え方について、話を聞いた。
穿いてます。ふんどし。

―ズバリ、ふんどしの魅力は何ですか?

一番の魅力は、パンツと違って“ゴムで締め付けられない”こと。自分の身体のサイズに合わせて紐で調節できるので、とにかく快適なんです。ゴムで遮られていた血管の血流が良くなることで、女性なら冷え症が改善されたり、男性なら朝起きたときの下半身が元気になったり。一度ふんどしで寝てしまうと、パンツに戻りたくなくなると思います。

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―中川さんは普段もふんどしで生活されているのですか?

はい。もうパンツは一枚も持っていないので。パンツは全部捨ててしまいましたけど、何の問題もないですよ。ジムで年配の人によく「なんでふんどし穿いてるの?」って突っ込まれて、そこで話が盛り上がったりして(笑)

ふんどしは下着としても良いところがいっぱいあるのですが、僕は“コミュニケーションツール”だと思っています。友達にプレゼントすると話題になるし、試して良かったら人に話したくなる。だから今、じわじわと広がってきているんだと思いますね。
企業勤めで鬱病に

―SHAREFUN®を始める前は、どんなお仕事をされていたのですか?

30歳までは美容師をしていて、その後、親族が立ち上げた営業会社に転職しました。コネ入社なので、入っていきなり部下がいる状態だったんですけど、営業として全く成果を出すことができなくて。

さらに、部下の方が圧倒的に優秀なのに、僕がマネジメントしないといけませんでした。 身内の下で働きたいという思いだけで入ったので、苦労しましたね。営業もマネジメントも、そもそも向いていなかったんでしょうね。能力がないのに、自分を大きく見せようとがんばりすぎたせいで、鬱病になってしまったんです。

―鬱病と診断されたのは、いつのことですか?

ちょうど東日本大震災の直後くらいですね。震災が起きた日に、渋谷から巣鴨の自宅まで5時間ほど歩いて帰ったんです。その途中で、「多くの方が亡くなっているのに、会社で何の役にも立てない僕が、なんで生かされたんだろう」と考え始めてしまって。 それまでも電車に乗れなくなったり、朝になると頭痛がしたりしていたので、自分でもなんとなく「鬱かもしれない」とは気がついていました。

けれども自分のなかで「鬱で会社に行けない人なんて、本当に弱い人だ」という思いがあったので、認めたくなかったんです。でも奥さんに「病院へ行ったほうがいいんじゃない?」と言われて……重い腰をあげることにしました。

―そこまで追い込まれる前に、会社を辞めようとは思わなかったのですか?

ある意味、会社に依存していたんだと思います。「こんな僕なんて、どこの会社に行ってもダメだし、こんな仕事のできない僕を雇ってくれるところなんて、どこにもないだろう」という思いがあったので。周りから冷たい視線を向けられながらも、会社にぶら下がっているしかなかったんですよね。


―病院で診断されてからは、どうしたのですか?

医師から「半年間は休まないとまずい」と言われたので、診断書を書いてもらって、会社を辞めました。今から思えば、心のどこかでずっと“休むきっかけ”が欲しかったんですよね。辞めた後は、意外とスッキリしていました。

会社さえ離れれば、これ以上しんどいことはないとわかっていたので、気持ちはすごく楽になった。そのときに、それまでもらった名刺も全部、捨てました。
初体験したふんどしに魅せられた

―ふんどしと出会ったのは、いつのことですか?

病院で鬱病と診断されたのと同じ時期です。会社を辞める前に、お世話になった方々へ挨拶回りをしていたのですが、とある企業の社長さんが雑談の中で「実は、ふんどし穿いてるんだよね」と話してくれて。

見せてもらったら、イメージしていたふんどしとは全然違っていたんです。 お祭りのときに穿く、ネジネジに巻いたタイプのふんどしがあるじゃないですか。あれを想像していたら、前垂れもあって、お尻も隠れている“越中ふんどし”のタイプだった。

そこからふんどしの良さについて、いろいろ話を聞いているうちに、「どうせこれから休みに入るんだし、話のネタに、自分も1枚買ってみようかな」と思ったんですよね。話してくれた社長さんが、あまりにも楽しそうに話してくれたので(笑)

―なるほど。初めてふんどしを穿いてみて、どうでしたか?

最初はもちろん、その快適さに衝撃は受けたんですけど、何よりも久しぶりの“初めての体験”が楽しかったんです。

34年間も生きていると、日常の中で初めての体験って、そうそうないじゃないですか。お風呂上がりに説明書を読みながら穿いたんですけど、「ふんどしを締める」という行為そのものが、とても楽しくて新鮮でした。それから寝るときだけじゃなく、普段も穿きたいと思うようになったんです。

それなのに、当時はふんどしを探そうとしても、全然見つからなかったんですよ。百貨店やセレクトショップにも置いてないし、ネットで探しても、お祭り用のふんどししか見つからなくて。でも、「よく考えてみたら、ふんどしって“紐”と“布”さえあればできるな」、と気がついた。アパレルの知識も経験もない僕でも、生地の組み合わせで、ビジネスにできるんじゃないかと思ったんです。
辛いときは“できること”より“好き嫌い”で道を選ぶ

―会社を辞めてから起業するまでは、どれくらいかかりましたか?

その年の6月から休みに入って、6月と7月の2ヶ月間はゆっくり休みましたが、7月の終わりくらいにSHAREFUN®を販売しようと決めて、8月に入ってから販売に向けて動き出しました。そして12月1日には、SHAREFUN®の販売を始めましたね。

―SHAREFUN®をやろうと決断した決め手は?

ずっと自分の中に「マイナーな業界でもいいから、一番になりたい」という思いがどこかにあったんですよね。阪神大震災で被災した経験があるので、東日本大震災の前から“自分が生かされた意味”を考えていたことも、少なからず影響があると思います。


会社に勤めた経験から、組織の中でがんばって一番になるのは向いていないし、できないということがわかったので、だとしたら“誰も戦わない場所で一番になることを目指すしかない”と。さらに「ふんどしのポジションなら空いている」と、自分なりに分析したんです。

―療養中なのに、すごく前向きだったんですね。

変な話、“会社を辞められた”ということが、自分にとってプチ成功感だったんです。「俺は勇気を持って、会社を辞められたぞ!」というのが、ちょっと嬉しかったというか。

休みが終わって、次はどんな働き方ならできるだろうかと考えたときに、思いつく限りの“イヤなこと”を書き出していきました。「電車には乗りたくない」「マネジメントはしたくない」「先輩・後輩の付き合いはイヤ」……とかね。

そうすると、これから自分がやることがどんどん狭まっていった。マネジメントも付き合いも嫌となれば、会社員にはなれないので、逆に「もう自分でやるしかないやん!」となって、ふんどしへの思いが固まっていったんですよ。「家族が食べられるだけの月30万円くらいなら、なんとかいけるんちゃうか!」って思って。

―イヤなことを書き出すと、ネガティブな思考に陥りそうですが。

逆に“できること”を書き出そうとして、筆が止まることだけは避けたかったんですよ。当時は休みを取って、奥さんに働きに出てもらっていたので、自分も少しでも何か前向きに動いていたいという思いもあって。

当時の僕には、美容師と売れない営業の経験しかないんですから、“できること”なんて限られているでしょう。もしそのときに“できること”を書き出していたら、筆が止まってしまって、ふんどしには絶対に辿り着いてなかったでしょうね。

実は僕も、ふんどしをプロデュースするのではなく、「美容師の経験と営業の経験を生かして、美容院のコンサルをやろうか」と考えたこともありましたよ。でも、先にイヤなことを書き出していたので、「美容院のコンサルがやる仕事って、ほんまにイヤなことの中に入ってない?」と見直してみたら、「めっちゃいっぱい入ってるやん!」って気がつけたんです。

心がしんどい人は、次になにをやるのかを決めるときに、“できること”よりも“好き嫌い”を優先しないといけないんです。“好き嫌い”ではなく、そのときの自分が持っている“できること”のカードの中から選択したら、次やることでもまたどんどんしんどくなってしまうので。
“自分だけの仕事”は、目の前の仕事のなかにある

―ふんどしをやると決めたときの、奥様の反応はどうでしたか?

普通、鬱で仕事を辞めるなんて言ったら、「これから先どうすんの?」と言うのが当たり前だと思うし、「ふんどしなんて、誰が買うの!?」って反対すると思うんです。

けど、奥さんは「やりたいようにやったら?」と自由にやらせてくれたのが、僕にとっては本当にありがたいことでした。

―最初に伝えたときは、反対されると覚悟していましたか?

そりゃ普通に考えたら、会社を辞めて良いわけないですよね。しかも単に会社を辞めるだけじゃなく、身内の会社を辞めるっていうのは、その後の身内との関係も考えると、なかなかのことですからね。

でも後から奥さんに聞いたら、「あなたが会社で苦しんでいるのも知っていたし、いつ辞めると言うのかと思ってた」とあっさり言われて。「あなたはもっと自分の個性を出したほうが良いんじゃないの」と言ってくれたので、「ふんどしをやろうと思ってる」と話したら、「まさかふんどしとは」って大笑いしていましたね(笑)

―素敵な奥様ですね。中川さんはもし、ふんどしと出会っていなかったら、どうなっていたと思いますか?

うーん……ちょっと想像できないですが、何か他のものが見つかっていた気はしますね、今となっては。というのも、会社を辞めざるを得ないという、究極に追い込まれた状況になっていたので、「何かできることはないかな」と、アンテナはめちゃくちゃ張っていたと思うんです。

ふんどしだって、普通に会社員生活が順風満帆だったら、勧められても試していなかったでしょうし。藁をもつかむ思いで、「新しい何かを見つけたい」とアンテナを張っていたからこそ、ふんどしを見つけられたと思うんですよね。

だから、たまたま勧められたことでふんどしと出会えて、すごくラッキーだったと思う反面、それを試すという行動に移した自分を褒めてあげたいです。ふんどしとの出会いを引き寄せたのは自分のその行動だと思うので。ふんどしを勧めてくれた社長さんも言っていましたから。「今まで何十人にもふんどしを勧めてきたけど、実際に買って試したのは中川くんだけだった」と。

―中川さんにとってのふんどしにあたるような、自分が一番になれることを誰もが探していると思うのですが、どうすれば見つけられますか?

ふんどしはインパクトが強いので、「自分も何か特殊なものを見つけないといけない」と思われがちなのですが、そんなことはないんですよ。 僕の場合、自分の得意なことや楽しんでやれることは、“既存のイメージをくつがえして、モノの価値を高めること”だったのだと、ふんどしを通して気がつきました。

でも、こうした “自分じゃないとダメな仕事”っていうのは、組織の中にいても、探して突き詰めていけば、きっと見つかるはずなんです。 目の前の仕事を「誰でもいい仕事」から「自分しかできない仕事」へと昇華させるにはどうすればいいのかと考えて、その仕事に付加価値をつけていけばいい。


たとえば上司に頼まれてコピーを取るにしても、なぜ上司がそのコピーが必要なのかを考え、上司がなにかの情報を集めているのであれば、それに関する資料を添えてコピーした資料を渡すとか。そんなふうに、一つひとつの仕事を通して“誰かにとって必要不可欠な存在”を狙いに行けばいいんじゃないでしょうか。
履歴書の空白も、人生の選択をするためのカードになる

―ちなみに、中川さんがいつも取材時に同じ服装をされているのは、何か理由があるのですか?

メディアに出るときは必ず“蝶ネクタイに紺のジャケット、丸メガネで横分け”の中川ケイジのスタイルを固定することで、「また、あいつか!」って思ってもらいたいんです。僕のことを覚えてもらえたら、ふんどしの広報にも役立つし、これからふんどし以外の何かを発信したくなったときにも、役立ってくると思っているので。

下の名前をカタカナにしているのも、そのためです。少しでも印象に残りやすくすることをいつも意識しています。

―自分のブランディングという意味では、メディアに出るときに鬱の過去を隠すという選択肢もあったと思うのですが、そうしなかったのは、なぜですか?

だって、本当のことだし。僕の場合は、能力がないと自分でわかっているので、周りの人に「あいつ助けてやらないと、ヤバイんちゃうか」って、応援してもらいたいなと思ったんです。過去の失敗や、しんどかった話って、応援してあげたくなるじゃないですか。

あとは、鬱で苦しんでいる人や、何度も転職している人たちのロールモデルになれたらいいなと思いながら活動しているので、隠す必要はないんですよ。

それにね、自分では過去の失敗だと思っていることも、他人から見たら、すごくおもろい経験だったりするんです。マイナスな部分にこそ、価値がある。

―鬱になった経験があったから、今があると。

もちろんです。程度の差はあれ、誰にでもしんどい時期ってあると思う。そんなときは割り切って、「いつか、こんなにしんどいのも良い人生経験だったなと思えるようになる」と信じて、なるべくそのときの時間を楽しんでほしい。

しんどい時期は、後で履歴書に「空白」って堂々と書けるくらい、ゆっくりと休めばいいんですよ。そんなに心配しなくても大丈夫。自分だけが弱い人間だと決めつけずに、いったん自分の目標を見つめ直す良いきっかけだと開き直っていいんです。「空白」も人生の選択をするときのヒントになる、1枚のカードなんだから。

中川ケイジ

一般社団法人日本ふんどし協会会長。有限会社プラスチャーミング代表取締役。1976年兵庫県生まれ。大学卒業後、美容師に。その後コンサル会社に転職するも営業成績が悪く思い悩み鬱病に。その時たまたま出会った「ふんどし」の快適さに感動。ふんどしで日本を元気にしたい!と強い使命感が芽生え独立。おしゃれなふんどしブランド『SHAREFUN®(しゃれふん)』をスタート。同時に『日本ふんどし協会』設立。著書に『人生はふんどし1枚で変えられる』『夜だけふんどし温活法』がある。

WRITING:野本 纏花 PHOTO:河合信幸

鬱病で闘病中の方々は、中川ケイジ氏の体験談が、克服の糸口と鍵になると思います。
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「現代戦争の本質、資源エネルギー争奪戦争史」 ~どうなる石炭・石油・天然ガス・ウラン争奪戦争の行方

2015年12月24日 21時03分16秒 | 国際・政治

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
第6回 世界戦争史に学ぶ「現代兵学研究会」懇談会のご案内(12月26日16時30分~)
2015年12月24日 00時35分34秒 | 政治
第6回 世界戦争史に学ぶ「現代兵学研究会」懇談会のご案内
懇談会のお食事の予約の関係で、お申込みは明日25日(金)の午前中で締め切らせて頂きます。
ご希望の方は、お早めのお申込みをお待ち申し上げております。

「現代戦争の本質、資源エネルギー争奪戦争史」
~どうなる石炭・石油・天然ガス・ウラン争奪戦争の行方
《日本人シュメール起源説》
「天孫人種六千年史の研究」(愛媛県大三島神社神官・三島淳雄著)
 ~第2回 日本の神社名をシュメール語で読み解く

【講師】 政治経済評論家・板垣 英憲

【日時】2015年12月26日(土)
午後16:30~20:30
(懇談会プログラム)
16:00~16:30 受付
16:30~18:30 講演
18:30~20:30 懇親会(質疑応答)
※プログラムのお時間は多少前後いたします。
人数 13名様限定(申込先着順)
参加費 5000円 
懇親会の食事代を含みます (飲み物代は別途当日の計算となります)

【会 場】会 場 小石川後楽園内「涵徳亭」 蓬莱
(東京都文京区後楽1-6-6( TEL 03-3811-3015)




◆〔特別情報1〕
 天皇誕生日(12月23日)に日本国民は、「王道と覇道」について、改めて考えさせられたに違いない。「王道」(「皇・聖・自然・化・道」「帝・賢・譲・教・徳」「王・才・治・勧・功」)は、「人情に基づく」という。天皇皇后両陛下は2016年1月26日から30日までの5日間、親善訪問される。「日・フィリピン国交正常化60周年」の節目に当たり、太平洋で犠牲になった日・フィリピン両国の戦没者に「慰霊の思い」を表わされる。天皇皇后両陛下の「慰霊の旅」は続いており、「王道」を実践されているのだ。これに対して、世界各国の最高指導者の大半が、権謀術数を弄して民を率いて、武力や権力をふるって報復し合う情けない「覇道」を行っている。安倍晋三首相、菅義偉官房長官らも例外ではない。「だれしも納得し得ない力の政治、仁義を軽んじ、権謀術数や武力を唯一の頼りとして行う政治」を改めて、「だれでも納得し得る温かい人情に基づく徳の政治」に帰することが果たして可能であろうか?





第49回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年1月11日 (土)
2016年の国際情勢と日本を占う
~安倍晋三首相の命運と日本の政治経済の行方


第6回 世界戦争史に学ぶ「現代兵学研究会」
「現代戦争の本質、資源エネルギー争奪戦争史」~どうなる石炭・石油・天然
ガス・ウラン争奪戦争の行方
《日本人シュメール起源説》「天孫人種六千年史の研究」(愛媛県大三島神社
神官・三島淳雄著)~第2回 日本の神社名をシュメール語で読み解く
日時2015年12月26日(土)16時30分~20時30分

◆新刊のご案内◆
[クリエーター情報なし] 知ったら戦慄する 嘘だらけ世界経済 今この世界を動かしてる《超》秘密
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米軍基地返還のごまかしを喝破した東京新聞の投稿>天木直人のブログ

2015年12月24日 20時30分44秒 | 国際・政治

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米軍基地返還のごまかしを喝破した東京新聞の投稿

きょう12月24日の東京新聞の投稿欄「ミラー」に、沖縄県糸満市
の大城規子(66)という人からの投稿があった。

その投稿は、12月4日に菅官房長官とケネディ大使が共同発表した米軍普天間飛行場の一部先行返還についての投稿である。

「事情をよく知らない沖縄以外の国民の中には、沖縄のために政府は頑張っているとの誤解があるかもしれません(が)、沖縄では周知の事実をあえておしらせします・・・」

こういう書き出しで始まるこの投稿は、安倍・菅政権の卑劣さを見事に糾弾している。

すなわち、今回発表されたのは沖縄米軍基地総面積22、300ヘクタール余のうちの約7ヘクタール、率にしてわずか0・031%であり、しかもその返還は、25年前に返還が合意されていたものであるというのだ。

しかも、交通渋滞緩和に向けて以前から地元の強い要請があったものであり、やっと念願がかなった、という。

なるほど、こう説明されてはじめて知った。

12月4日の菅官房長官とケネディ駐日大使の共同発表は、とんでもない食わせものだったのだ。

よくもそのような発表を、菅官房長官はケネディ大使まで借り出して仰々しく行えたものだ。

ケネディ大使もそのような菅官房長官の思惑を知ってか知らずか、よくもその発表に協力したものだ。

あらためて、菅官房長官の厚顔ぶりと、ケネディ大使の無知、無神経ぶりに怒りを感じる。

しかし、この投稿者が批判したのは、安倍政権と安倍政権に協力するケネディ大使だけではない。

この投稿者が一番批判しているのは、実は日本のメディアなのである。

その投稿者は書いている。

日本国民があの共同発表に騙されるのも、「沖縄の実情を伝えない本土・大手マスコミの存在を考えれば無理もないかもしれません」、と。

その通りだ。

あの共同発表を報じた本土の大手新聞各紙を、当時私は詳しく読み比べたが、この投稿者が指摘しているようなことを書いて共同発表を批判した記事は皆無だった。

みな大きな見出しを掲げて先行返還のことばかり強調していた。

投稿者の言葉を借りてしか、安倍政府批判が出来ないメディアは、それだけでもメディア失格である。

「沖縄についての政府発表については一時が万事(筆者註:「一事が万事」の書き間違いであろう)、欺瞞が付きまとっています」

そう言う言葉で締めくくれらているこの投稿を、メディアはよくかみしめるべきである(了)
Posted on 2015年12月24日 Naoto Amaki
Posted in 天木直人のブログ
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高校教諭、修学旅行先で2人に体罰…頭縫うけが

2015年12月24日 11時07分25秒 | 受験・学校・学問

読売新聞 12月24日(木)7時16分配信
『 茨城県阿見町の私立霞ヶ浦高校(久保庭裕一校長)の20歳代の男性教諭が今月14日、修学旅行で訪れていた沖縄県恩納村のホテルで、担任クラスの2年の男子生徒2人に体罰を加え、それぞれの頭に4針と3針を縫うけがを負わせていたことがわかった。諭は2人を廊下に正座させたうえ、持っていたクリップボードの縁で頭をたたいたという。同校は事実関係を認めて生徒と保護者に謝罪した。
 同校によると、教諭は午後10時の就寝時間後に見回りした際、客室内の浴室でふざけあっていた2人を見つけた。この日、教諭はリポートの提出時間を守らなかったことでも2人を注意しており、同校の調査に、「リポートの件もあり、ついたたいてしまった」と体罰を認めた。同校は県私学振興室に報告し、教諭の処分を検討している。』

茨城県阿見町私立霞ヶ浦高校の20歳代の男性教諭が今月14日、修学旅行で訪れていた沖縄県恩納村のホテルで、担任クラスの2年の男子生徒2人に体罰を加え、それぞれの頭に4針と3針を縫う怪我を負わせたのは、行過ぎた生徒指導です。修学旅行は、大切な学校行事です。生徒に怪我させたのは修学旅行の趣旨に反します。高校生活の思い出の一ページの修学旅行が、体罰を受けた生徒に取って痛い思い出として残ります。

小学校、中学校、高等学校等の遠足・修学旅行について:文部科学省

www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t196...


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小学校、中学校、高等学校等の遠足・修学旅行について

文初中第四五〇号

昭和四三年一〇月二日

各都道府県教育委員会あて

文部省初等中等教育局長通達



小学校、中学校、高等学校等の遠足・修学旅行について

標記のことについてはくり返し通達してきたところであり、最近においては、特に、その事故防止について昭和四三年六月一〇日付け文初中第三三八号をもつて通知したところであります。

貴委員会におかれても、すでにこれらの趣旨の徹底についてじゆうぶん御配慮のことと思いますが、このたび、遠足・修学旅行の計画と実施に関し、特に留意すべき事項を下記のとおりまとめました。

ついては、貴委員会におかれては、この趣旨を御了知のうえ、各学校における遠足・修学旅行が適切に運営され、特に事故の絶無が期せられるよう管下の市町村教育委員会および学校に対し、いつそうの御指導をお願いします。

また、盲学校、聾学校および養護学校ならびに小学校、中学校の特殊学級における遠足・修学旅行については、児童生徒の心身の障害の種類や程度に応じ、特別な配慮がなされるよう御指導かたあわせてお願いします。

なお、貴委員会において作成している遠足・修学旅行の基準等についても再検討され、必要に応じその改善を図られるよう御配慮願います。



[Roman1 ] 遠足・修学旅行の計画と実施

1 遠足・修学旅行は学校の教育課程上「学校行事等」に位置づけられる教育活動であるので、小学校、中学校および高等学校の学習指導要領、学校行事等指導書等に示すところにより、そのねらいを明確にし、その内容をじゆうぶんに吟味して、教育的効果を高めるようにすること。

2 学校における教育活動は、一般にその教育の場が学校内に限定されているが、遠足・修学旅行は学校外に教育の場を求めて行なわれる活動であるので、学校内では得がたい学習を行なう機会として有効に活用するようその計画と実施にあたつて学校の創意と教育的識見をじゆうぶんに生かし、いわゆる物見遊山や観光旅行に終わらせることのないようにすること。

3 学校において、遠足・修学旅行を計画、実施するにあたつては、特に次の事項に留意すること。

(1) 原則としてすべての児童生徒が参加できるように計画すること。なお、参加できない児童生徒がある場合には、その指導についても遺憾のないよう配慮すること。

(2) 参加人員の多い場合は、できるだけ大集団の行動を避け、適当な人数の集団に分けるなどの方法をとり、指導の効果を高めるとともに、事故の絶無を期すること。

(3) 目的地や見学先を精選し、ゆとりのある計画をたて、児童生徒の疲労の軽減を図るとともに、教育的効果を高めるようにすること。

なお、小学校にあつては、宿泊を伴う計画のある場合にも車船中泊を避け、中学校、高等学校にあつても、往復とも車船中泊をすることはできるだけ避けること。

(4) 引率教職員の数は、必要にしてじゆうぶんなものとするとともに、引率責任者を明確にするなど、その指導組織や事務分担を明らかにし、常に児童生徒を掌握し、秩序ある行動と安全が保てるように配慮すること。

(5) 引率責任者は、計画作成の中心となり、また、その実施にあたつては、的確に状況を判断し、予期しない事情の変化に際しては、日程、経路、目的地を変更する等臨機応変の措置をとること。

(6) 引率教職員の修学旅行中における勤務については、勤務時間の割り振りを適切にするなど慎重な配慮をすること。

(7) 引率教職員が、みずからの責務を自覚し、自己の行動を厳に慎むようにすること。

(8) できるだけ簡素で実質的な計画をたて、実施に必要な経費をなるべく低廉にすること。

また、児童生徒の所持金、服装、携行品などについても保護者の負担の軽減に努め、このことについて保護者の協力を得るようにすること。

なお、経費の徴収については、一時に過重な負担にならないよう、計画的に積立貯金をさせるなどの方法をくふうするとともに、金銭の保管等について遺漏のないよう注意すること。

(9) 関係業者を利用する場合には、業者にまかせきりにすることなく、学校が主体性をもつて計画、実施にあたること。また、関係業者については信用度等をじゆうぶん調査したうえで利用し、また、これと不明朗な関係をもつことのないよう厳に注意すること。

(10) 実施後、参加教職員を中心として、細部にわたりその評価・反省を行ない、次回以降の計画や実施に役だてるようにすること。

4 実施中および事前事後の指導については、特に次の事項に留意してその徹底を図ること。

(1) 遠足・修学旅行の実施のねらいや指導内容をできるだけ平常における各教科等の指導に関連づけること。

(2) 自然保護や文化財尊重の態度を育成すること。

(3) 集団の秩序を乱したり、他の人の迷惑になる行動をすることのないように指導すること。

また、集団行動や共同生活の体験をとおして望ましい態度や習慣を身につけること。

(4) 事後指導として、実施中における学習や行動について、児童生徒に自己評価させる機会を設け、実施の成果をじゆうぶん生かすようにすること。

5 教育委員会は、所管の学校が作成した計画について、その日程、目的地、見学先、経路、交通機関等をじゆうぶん検討し、特に、児童生徒の安全と健康のうえで無理がなく適切なものとなるよう指導すること。

[Roman2 ] 遠足・修学旅行における事故防止

遠足・修学旅行における事故の絶無を期するため、特に、次の事項に留意すること。

1 全般的事項

(1) 平常から道徳教育や生徒指導の充実に努め、特に事前の安全指導の徹底を図ること。

(2) 経路、交通機関等について、事前にじゆうぶん調査し、検討しておくこと。特に、新しい経路や交通機関を選ぶ場合には、細心の注意を払い、より入念に検討すること。

(3) 宿泊施設の選定にあたつては、その周辺の環境について、教育的にじゆうぶん検討するとともに、安全、保健衛生についても特に配慮すること。

また、宿泊施設の状況、特に非常口や危険個所などを調査し、適切な措置をとり、万一の災害に備え、退避、救助等について配慮しておくこと。

(4) 気象状況等にじゆうぶん注意し、天候その他の異変の際は、予定を変更するなど、臨機応変の措置をとること。

(5) 万一、事故が発生した場合には、すみやかに医療機関その他の関係方面に連絡をとるなど、適切な措置をとること。

2 交通事故に関する事項

(1) 車船を利用する場合は、安全を旨とし、定員を守り、車船中における秩序の維持に努め、整然と乗下車船させ、その前後における人数の確認を徹底すること。

また、車船中の万一の事故に備えて避難の方法を検討し、これを児童生徒に周知徹底しておくこと。

(2) バスを夜間あるいは早朝に利用したり、長時間にわたり継続乗車することは避けること。

(3) 利用する交通機関の関係責任者と事前に連絡をとり、じゆうぶんな打ち合わせを行ない、特に、安全について確認すること。また、バスの契約にあたつては、運転手の技倆、経験等に注意すること。

3 保健衛生に関する事項

(1) 事前にひとりひとりの児童生徒の健康状態を調べ、遠足・修学旅行に参加することが困難と認められる児童生徒については、特別な配慮をすること。

(2) 関係の保健所との連絡をとり、目的地等の衛生状態の調査や衛生監視について協力を求めること。

(3) 実施中の健康管理を徹底するため、なるべく養護教員または学校医を参加させること。

(4) 実施中、常に児童生徒の健康状態に注意するとともに、食物や飲料水についても、細心の注意を払うこと。特に、食中毒等の起こりやすい時期の健康の管理については特別の配慮をすること。

また、実施後の児童生徒の健康状態についてもじゆうぶん注意し、必要な措置を行なうこと。

4 非行等に関する事項

(1) 平常から、ひとりひとりの児童生徒の理解を深め、その指導に努めるとともに、実施中において児童生徒が非行を犯したり、被害を受けたりすることのないよう注意すること。

(2) 児童生徒の掌握をいつそう徹底し、自由行動中においても規律を守らせ、放じゆうに流れることのないよう指導し、特に、飲酒、喫煙、不純異性交遊等の非行におちいることのないよう厳に注意すること。

(3) 所持品の整理整頓を励行させ、紛失や盗難等の事故がおこらないように注意すること。

(備考)

以上のほか、事故防止については、昭和二八年七月一〇日付け文初中第四一三号、昭和三〇年九月一三日付け文初中第三七二号および昭和三六年六月三日付け国初第三七号を、また、特に保健衛生については、昭和二八年五月一二日付け文初保第二六〇号および昭和三〇年四月四日付け文初中第一六五号を参照して遺漏のないようにすること。

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米軍基地返還のごまかしを喝破した東京新聞の投稿。天木直人のブログ

2015年12月24日 09時29分17秒 | 国際・政治
天木直人のブログ
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米軍基地返還のごまかしを喝破した東京新聞の投稿
きょう12月24日の東京新聞の投稿欄「ミラー」に、沖縄県糸満市
の大城規子(66)という人からの投稿があった。

その投稿は、12月4日に菅官房長官とケネディ大使が共同発表した米軍普天間飛行場の一部先行返還についての投稿である。

「事情をよく知らない沖縄以外の国民の中には、沖縄のために政府は頑張っているとの誤解があるかもしれません(が)、沖縄では周知の事実をあえておしらせします・・・」

こういう書き出しで始まるこの投稿は、安倍・菅政権の卑劣さを見事に糾弾している。

すなわち、今回発表されたのは沖縄米軍基地総面積22、300ヘクタール余のうちの約7ヘクタール、率にしてわずか0・031%であり、しかもその返還は、25年前に返還が合意されていたものであるというのだ。

しかも、交通渋滞緩和に向けて以前から地元の強い要請があったものであり、やっと念願がかなった、という。

なるほど、こう説明されてはじめて知った。

12月4日の菅官房長官とケネディ駐日大使の共同発表は、とんでもない食わせものだったのだ。

よくもそのような発表を、菅官房長官はケネディ大使まで借り出して仰々しく行えたものだ。

ケネディ大使もそのような菅官房長官の思惑を知ってか知らずか、よくもその発表に協力したものだ。

あらためて、菅官房長官の厚顔ぶりと、ケネディ大使の無知、無神経ぶりに怒りを感じる。

しかし、この投稿者が批判したのは、安倍政権と安倍政権に協力するケネディ大使だけではない。

この投稿者が一番批判しているのは、実は日本のメディアなのである。

その投稿者は書いている。

日本国民があの共同発表に騙されるのも、「沖縄の実情を伝えない本土・大手マスコミの存在を考えれば無理もないかもしれません」、と。

その通りだ。

あの共同発表を報じた本土の大手新聞各紙を、当時私は詳しく読み比べたが、この投稿者が指摘しているようなことを書いて共同発表を批判した記事は皆無だった。

みな大きな見出しを掲げて先行返還のことばかり強調していた。

投稿者の言葉を借りてしか、安倍政府批判が出来ないメディアは、それだけでもメディア失格である。

「沖縄についての政府発表については一時が万事(筆者註:「一事が万事」の書き間違いであろう)、欺瞞が付きまとっています」

そう言う言葉で締めくくれらているこの投稿を、メディアはよくかみしめるべきである(了)

Posted on 2015年12月24日 Naoto Amaki
Posted in 天木直人のブログ
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12月23日(水)のつぶやき

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