動画
<企業倒産>昨年の四国、「老舗」45%で1位 徳島は13位の43% 民間調査 /徳島
15:03
東京商工リサーチ高松支社(高松市)は、2016年に倒産した企業のうち、創業30年以上の「老舗企業」が占める割合について、四国は45・4%となり、3年連続で全国トップだったと発表した。起業意欲が低く新興企業が少ないことや、代表者の高齢化が背景にあるという。【岩崎邦宏】
◇起業やグローバル化、動き鈍く
東京商工リサーチは、全国で16年に倒産した企業のうち、創業年月が判明した7457社を分析した。四国では143社のうち65社(45・4%)が老舗だった。その割合は15年から8・7ポイント低下したが、全国平均を13・2ポイント上回った。県別では、高知51・7%(全国6位)▽香川51・2%(同7位)▽徳島43・7%(同13位)▽愛媛37・2%(同25位)−−といずれも全国平均を超えた。業種別では製造業が59・3%と最も高く、為替変動や海外進出など経済のグローバル化に対応できなかった企業が多いという。次いで卸売業(50%)、小売業(48・1%)が高かった。 一方、起業の動きは鈍い。全体の法人数に占める新設法人率(15年)は、高知3・5%(全国28位)▽香川3・5%(同29位)▽徳島3・2%(同37位)▽愛媛3%(同41位)−−と4県とも全国平均4・8%を下回った。また、四国の社長の平均年齢は61・6歳(16年)だった。東京商工リサーチ高松支社は「後継者や事業継承の問題が顕著になっている。事業を続けることを促す政策が必要ではないか」としている。』
地域格差が、拡大したのと地方経済が、疲弊し、後継者不足原因ではありませんか。